フィリピン映画に興味がある方ならば、タガログ語にも興味があるのではないでしょうか。飲み屋でもちょっとタガログ語が喋れると話も盛り上がりますからね。私もフィリピン在住の時はタガログ語教室に行こうと思って、様々な学校に問い合わせたのですが、サイトを見ても料金やシステムなど肝心な情報が載っていない、問い合わせても返事もないなど、ちゃんと運営されているところはあまりありません。結局、フィリピンにいた時もオンラインで学んでいたので、その経験から、タガログ語学習に役に立つサイトを紹介しようと思います。

Amazing Talker
オンラインのタガログ語レッスンでは、Amazing Talkerが第1の選択肢になると思います。これは台湾の会社が運営している多言語オンラインレッスンプラットフォームで、タガログ語はその中で選べる言語のひとつです。先生が自分のレッスンの長さと値段を設定する仕組みで、強気に1時間3000円程度をつけている人もいますが、1000円程度の安価に設定している人も多いです。私は1000円程度の安い先生で受講していましたが、全く問題なく優しい先生でした。ただ注意が必要なのは、そうした安い値段をつけている先生は田舎に住んでいる人なので、母語がタガログ語ではなく、様々なローカル言語だということです。私の先生の場合、ミンダナオ在住でセブアノ語が母語でしたので、時々タガログ語を教えているつもりで、セブアノ語が混ざります。まあ、テストのための勉強ではありませんから、それを含めて楽しめばいいんじゃないかと思います。短所と言えば、いかにも中華的というか、プラットフォームが使いにくい、機械翻訳された日本語の説明がわかりずらいのが問題かなと思います。
Italki
Amazing Talkerとほぼ同コンセプトのサイトですが、こちらは中国企業が運営しています。Amazing Talkerと同じように、フィリピン人講師がたくさん在籍しており、タガログ語が選択できます。先生によりますが、だいたい初回体験が5ドル、2回目からが15ドル程度の金額設定の先生が多いです。若干、Italkiの方が高い金額設定をしている先生が多い印象ですが、安い金額設定の先生もおりますし、何よりもAmazing Talkerよりもわかりやすいプラットフォームなのがありがたいです。登録だけならば無料ですし、両方のサイトに登録して、自分が受講できる時間帯に安くレッスンを提供してくれる先生を選ぶと良いと思います。
150以上の言語に対応!外国語を学ぶなら【italki(アイトーキー)】
Drops(Tagalog語版)
次に紹介するのは、スマホのアプリです。なぜか40言語以上をサポートしているDuoliogoがなぜかタガログ語に対応しておらず、他のアプリを使うことになります。まず、最初に紹介するのはDropsです。このアプリは、カードで絵を見て対応するタガログ語を選んだり、逆にタガログ語の単語を見て対応する絵を選ぶことで語彙を増やしていきます。タガログ語は動詞の活用がややこしいので、このアプリで動詞の語彙を増やすのは難しいのですが、まずは最初の一歩として名詞の語彙を増やすのに使うことができます。無料でも毎日5分使えますし、有料版を申し込んで制限を解除するのも1年間で3000円程度です。サイトには1か月1100円、1年で7800円と書かれていますが、無料で使っていると頻繁にディスカウントのキャンペーンが表示され、実際には3000円程度で1年間使うことができます。
Ling(タガログ語版)
こちらもスマホのアプリですが、Dropsが語彙を増やすことに特化したアプリだとすれば、Lingは日常的な表現を覚えるためのアプリです。個人的にはDropsである程度語彙を増やしてから挑戦するのが良いと思います。学習は、カードを選んだり、単語を選んだりと直感的なもので毎日続けるのにも苦にならないと思います。無料体験が7日間ついているという仕組みで、8日目以降自動的に課金されてしまうので注意が必要です。アプリを消すだけでは課金は止まりませんから、App StoreやGoogle Play Storeで定期購入の解約をする必要があるので注意が必要です。費用は1年間で10800円です。仕組み的に8日から自動的に有料プランに入ってしまうので、割引キャンペーンはありません。

まとめ
タガログ語を学習するには、まずアプリで始めるのがおすすめです。Dropsで語彙を増やしたのち、Lingで会話表現を増やしながら、Amazing Talkerか、Italkiでオンラインレッスンを受けて、覚えた会話表現を試していくのが良いと思います。