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フィリピンらしいスローなホラー「オーロラ 消えた難破船」

私は、あまりホラー映画を見ないのでわからないのですが、映画サイトなどを見ていると、フィリピンのホラーが展開がのろいとコメントされているのを良くみかけます。現代のホラーはもっとハイスピードで息をつく暇もないという感じで、ジェットコースターのよ...
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若さでモテていた女性が勘違いして大事な人を失う「Seasons:めぐりゆく季節の中で」

監督は予想通り女性です。監督としては、親友として付き合っていた男女が、一番近くにいて大事な人を、自分の間違いで失ってしまうという悲劇のつもりなのでしょうが、男から見たらタイトルのとおりです。いわゆる穴モテ女性が、自分を好いてくれている男性を...
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ダメな父親が娘と再会、宝石のような時間を過ごす「ドールハウス 〜想いをこめて〜」

日本の映画サイトでは、父親がダメ過ぎて無理だったというコメントで溢れていた本作品ですが、そんなことはありません。コメントを書いたのは若い人だったのでしょう。おじさん世代が見れば、全然違う印象を受ける映画だと思います。特に、自分の過去にダメな...
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いつまでも深入りできない男女の関係を描く「僕のアマンダ」

これは評価の別れる作品ではないでしょうか。要は、ずっと友達以上、恋人未満の関係を続けている2人の物語です。こういう関係を経験したことがある人にとっては刺さる映画だと思いますが、経験したことがない人にとっては、意味のわからない映画でしょう。ち...
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死んだ元妻が霊媒師に憑依、夫の再出発を促す「霊媒は恋の始まり」

フィリピンに限らず、海外のコメディが楽しめないことが多いですよね。私は、フランスに住んでいたこともありますが、フランスのコメディを面白いと思ったことがありません。慣れの問題なのか、イギリスやアメリカのコメディはまだ楽しめることがあります。正...
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スラム育ちの娘が大富豪のお嬢様へ「ハイソな令嬢になるルール」

フィリピン人が好きそうなコテコテなコメディです。スラム育ちの主人公が、富豪の父親に発見され、経営者の娘としてトレーニングを受けたり、社交界にデビューします。しかし、スラム生まれの彼女が適応できるはずもなく、むしろ彼女はまったく下品な行動を隠...
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フィリピン人とロシア人のラブロマンス「ロシアへ、愛と共に」

Netflixのフィリピン映画には、コテコテのラブロマンスが多くて、自分のようなアラフィフには辛いのですが、本作は比較的見やすかったです。本作も、お約束の展開の連続で、大した映画ではないのですが、やはり大半のシーンをロシアで撮影しているだけ...
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フィリピン版コンフィデンスマン「Sosyal Climber」

タイトルのスペルは、私の打ち間違いではなく、そのままのスペルです。おそらく、Social Climber(社会的成り上がり)を目指す男女の話ですが、映画ですから、大変なピンチに陥ってしまうのでSosをスペルの中に入れたのだと思います。単純に...
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森の中に住む三姉妹と同居することになる男の話「欲情 嫉妬する肉体」

ヒロインが3人いるというのは、良いですね。3人いれば、自分の好みのタイプもおりますし、「どれが一番いいかなぁ」「ああ、これはないわ」などとストーリーを追いながら、考える楽しみがあります。特に、本作は三姉妹ものなので、3人のヒロインの登場機会...
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裏切りに次ぐ裏切り、誰が生き残るのか?「シェイム-裸の復讐-」

フィリピンらしいセクシータイトル映画です。女は金を手に入れるために夫を裏切りますが、自分が仲間だと思っていた人に裏切られるという、割と定番のストーリーです。私もフィリピンのセクシータイトル映画をたくさん見ていますが、人がひとりも死ななかった...
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フィリピン社会では、子なし夫婦は肩身が狭い「What If?」

私もフィリピンで働いていたときは、同僚のフィリピン人は独身主義、あるいは結婚しても子供を持たない夫婦が増えてきていることを感じました。しかし、フィリピン社会では、たくさんの子供を持つこと以上の幸せはないという価値観が支配的ですから、なかなか...
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フィリピンのポルノ映画館の日常を描く「サービス」

これは説明が難しい映画です。ブリランテ・メンドーサ監督は、ドキュメンタリー風に映画を作るのが得意な監督さんではありますが、他の映画には明確なテーマと、主人公らしき人の目的と行動があります。しかし、本作品にはそれらしきものがなく、ただポルノ映...
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フィリピン版バケットリスト映画「旅の先に」

亡くなる前の短い時間を、大切な人と生きるというテーマだけで、もう絶対泣ける映画なのですが、フィリピン人の場合、愛情表現、感情表現が豊かなので非常に胸に刺さる映画になっています。私としては、相当おすすめなのですが、数あるバケットリスト映画の中...
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巨大台風ヨランダの被害から1年後の被災地「罠~被災地に生きる」

フィリピンの歴史上でも最大級の台風ヨランダが直撃したのは、2013年11月のことでした。この台風は甚大な被害をもたらし、レイテ島のタクロバンでは6000人を超える死者が出ました。また、台風のあとも商店の襲撃や救援物資の略奪が相次いだため、ベ...
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フィリピン南部のイスラム地区の生活を知る「汝が子宮」

本作は、2012年に公開された映画です。ブリランテ・メンドーサ監督が、カンヌ国際映画祭で監督賞を取ったのが2009年ですから、監督のちょうど油が乗った時期に撮られた作品です。とは言え、なかなか地味な作風で、役者を配してストーリーを演じさせて...
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フィリピンのエロ映画全15本を紹介 [U-NEXT, Amazon見放題作品]

フィリピンには、VIVA Filmsという制作会社を中心に結構な数のエロ映画が毎年制作されており、その一部が日本の動画配信サイトでも見ることができます。VIVA Filmsは「エロいシーンを入れてくれれば、どんな映画を作ってもいいよ」とかつ...
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自閉症をテーマにした家族再生のドラマ「キー・トゥ・ザ・ハート」

ジャケット写真からお笑いをテーマにした映画かと思って見ましたが、高機能自閉症をテーマにした映画でした。自閉症をテーマにした映画と言えば、大昔に「レインマン」を見た以来じゃないかと思います。とは言え、どちらかと言えば、自閉症がテーマというより...
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ちゃんとエロ映画らしいフィリピンエロ映画「ある官能小説 -迷宮の女‐」

フィリピンのエロタイトル映画は、羊の皮を被った狼であることが多く、確かにセクシーシーンはあるものの、結局は登場人物がほとんど死ぬとか、拷問シーンが延々展開されるなど、ハードなものが多いです。しかし、本作は「こういうのでいいんだよ!」という感...
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フィリピンらしい殺し過ぎアクション映画「MARIA/マリア」

フィリピンのアクション映画が、日本やアメリカのものと、何が違うかと言えば、やはり殺し過ぎということだと思います。フィリピンは人の命の価値が低い社会ですし、悪い人は常に警察に賄賂を握らせているので、適当な捜査しかされません。それがわかっている...
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イメルダ夫人の半生を映画化「イメルダ」

7月2日は、イメルダ夫人の誕生日のようで、マルコス現大統領が母(イメルダ)に、96歳の誕生日をお祝するコメントを発しているのをニュースで見ました。まだ、生きていたんですね。そこで、手元に本映画のDVDがあることを思い出し、見てみました。私は...