以前も他の映画のレビューで書いたのですが、フィリピンのエロタイトル映画は、本当に一筋縄ではいかないですね。本作品でも前半の流れを裏切るような展開が待ち受けています。そもそも、フィリピンのオリジナルタイトルは、「Pamasahe」です。「運賃」の意味で、日本語になってエロタイトルが付けられているだけなんですけどね。英語タイトルも「Fare」やっぱり「運賃」の意味です。日本ではフィリピン映画はまだマイナーなので、ともかく注意を引こうという意図なのでしょうね。
ストーリー
本作品も、後半どんでん返しがあるので、前半までのストーリーを書くことにします。主人公は子連れの若い母親です。台風で家を失ったので、夫の住むマニラ郊外に行こうとしているのですが、お金がありません。同情を誘って、他人から助けてもらいながら夫の住む場所を目指しています。船から下船して、長距離バスに乗り、たまたま隣に座った男に、バス代を出してもらいます。そして、彼女の過去の話が始まります。子供のころの父親の事故死、母親に捨てられたこと、親戚に家にあずけられるも、叔父さんに身体を求められ続けた経験。偶然兄と再会できたあと、兄と関係をもってしまい、子供を身ごもってしまったことなど。トンデモない話が聞けてしまい、深く同情した男は、彼女を少しばかりですが、助けてあげることにします。しかし、物語は意外な方向に進んでいきます。
いろいろ突っ込みどころもあるのですが、それは主に後半部についてなので書きずらいですね。いつものように警察が無能だったり、よくそんな状況で男たちはやろうとできるなぁと思ってしまいます。
監督、出演者情報
主演女優のAzi Acostaは美人ではないものの、どこか男好きするタイプ。だからか、たくさんのセクシー映画に出演しています。2004年生まれで、本作の公開が2022年。フィリピンではセクシー映画には18歳から出演できるのでしょうかね。確かに、2022年から女優業が始まっています。
監督は「アダン 禁断の果実」や「ハウスメイド 欲望のしもべ」などを撮ったRoman Perez Jr.でした。本作もある意味似たような作風で、セクシーではありますが、どこか暗く、最後に酷いことが起こります。日本にはあまりない作風ですね。
作品情報
オリジナルタイトル:Pamasahe
公開年 2022年
監督 Roman Perez Jr.(アダン 禁断の果実)(ハウスメイド 欲望のしもべ)
主なキャスト Azi Acosta
Mark Anthony Fernandez(覗かれた人妻 恍惚のエロス)
視聴可能メディア U-NEXT、Lemino、Hulu、ABEMA(日本語字幕)(見放題)
Rakuten TV、DMM TV(レンタル)