フィリピンでは、堀江美都子が歌う「ボルテスVの歌」が国歌のように扱われているという話は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。そのボルテスVが45年の時を経て、フィリピンで実写にて大復活を遂げました。フィリピンでは、全90話(!)のテレビシリーズとして放映されました。しかし、原作よりはるかに長くなっているのはどういうことなのでしょうか?フィリピン人が好きそうな、家族関係のメロドラマがオリジナルエピソードとして、ながながと追加されてそうですね。
私が見たのは、そのテレビ版ではなくて、劇場先行上映版。映画館で「英語の字幕はありますか?」と聞いて「ある」と言われたから見たのですが、実際には英語字幕がなく雰囲気でしか理解できていません。特撮、CG、セット、衣装、その他細かいところまで非常に予算と手間暇をかけて作った大作でした。日本では、フィリピンのオリジナル90話を20話に再編集されたものを見ることができます。あの有名な「ボルテスVの歌」が、フィリピン人歌手によって日本語で歌われたのも、日本へのリスペクトとして話題になりました。日本では、20話に再編集されたバージョンが様々なプラットフォームでみることができます。合体シーンは本当に格好良くて何度でも見てしまいますね。
余談ですが、宇宙刑事ギャバンから始まる宇宙刑事ものドラマの続編が、フィリピンで2007年から2008年にかけて100話も制作され放映されていたようです。時代設定は、宇宙刑事シャイダーの20年後という設定で、何と東映公認のシリーズだそうです。その名も「宇宙刑事Zaido」フィリピンの日本アニメ・特撮ものへの愛は、日本ではあまり知られていませんが、驚くべきものがありますね。まだ、私は見たことがないので、見ることができましたら紹介しようと思います。
作品情報
オリジナルタイトル Voltes V Legacy
公開年 2023年
監督 Mark A. Reyes V
主なキャスト Miguel Tanfelix
Radson Flores
Matt Lozano
Raphael Landicho
Ysabel Ortega
視聴可能メディア Amazon Prime Video (レンタル)
バンダイチャンネル
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