学園ゾンビアクション映画「Block Z」

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フィリピンでは、低予算で作れるからかゾンビ映画は定期的に作られるジャンルです。ホラー映画も好まれる土壌があるので、ゾンビ映画が受け入れられやすいのもありますね。日本で見れるフィリピンゾンビ映画と言えば、Amazon Prime Videoで「デイ・ゼロ」という作品がレンタル料金なしで見ることができます。しかし、本作はレンタル代が199円かかる上に、おそらく日本語自動生成字幕です。2020年ごろ制作されたフィリピン映画で、作品詳細にて言語が英語だけになっており、字幕なしとなっているものは経験的に日本語自動生成字幕のみです。なので、私は、公式がYoutubeで無料公開しているので、そちらで英語字幕で見ました。本作はおもしろいと思うのですが、英語字幕か自動生成の日本語字幕でしか見れないうえに、レンタル料までかかってしまうので、よっぽどフィリピンゾンビ映画を見たいという人にのみおすすめの映画です。タイトルの「Block Z」というのは、どうやら実習班のようです。「Block F」と呼ばれる人たちも出てきましたので。

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ストーリー

ゾンビ映画なので複雑なストーリーはありません。主人公は医学部に通う女子学生です。もう最終学年で、臨床実習をしています。なかなか優秀な学生であることを示すシーンがあります。病院で実習しているとき、足に動物に噛まれたような跡のある患者が運ばれてきました。その患者の症状から狂犬病じゃないかと診断しますが、あっという間に症状が悪化し、その患者は亡くなってしまいます。ところが、一度死んだと思った死体が起き上がり、あたりの人に襲い掛かります。ここから普通のゾンビ映画になります。あっという間に大学はパニック状態になり、学生たちは大学から逃げ出そうと、すでに軍隊が大学を包囲しており、キャンパスから出ようとする学生に、兵士たちは容赦なく銃弾を浴びせます。さすがフィリピンですね。人命軽視の判断を出すのが早いです。

一方で、主人公の父にも事件が起こっていました。娘からの学費の催促にこたえられず、お金を借りて回っているところで、当たり屋に遭遇。大げさに痛がるので面倒になり、無理やり病院に連れて行きます。そこで、ゾンビ化が始まります。娘も父もそれぞれ逃げたり、戦ったり、一緒にいた者を失ったりしながらもついに合流。その後、大事な人が、1人、また1人を失いながら、キャンパスを脱出します。そこに広がっていたものはゾンビによって壊滅した社会でした(予想通り)。

よくできたゾンビ映画ではあります。ちょっと意外性があったのは、普通の映画ならば助かりそうな人があっさり失われ、絶対に助かりそうもない人が最終的に生き残ります。タイトルの「Block Z」ですが、最後まで見終えると、ひょっとするとこのZ班には特別な意味があったのではないかと思わせる描写もあります。説明されることはないのですが・・・。見放題で、ちゃんとした字幕があれば、お勧めできるゾンビ映画にはなったと思います。

作品情報

オリジナルタイトル:Block Z

公開年 2020年

監督 Mikhail Red(アリサカ)(ミッドナイト・アサシンズ)(Nokuturo

主なキャスト Julia Barretto

Joshua Garcia

Ian Veneracion

視聴可能メディア Amazon Prime Video(レンタル)(自動生成日本語字幕?

Youtube(英語字幕)

作品トレイラー