
フィリピンと言えばパッキャオをはじめ、最近では井上と対戦したドネアやカシメロなど優秀なボクサーがいるので、フィリピンのローカルマッチを見ようと思っていたのですが、フィリピンは口コミ社会なので、何の情報も得られません。しかし、ナックルファイトの試合があることがわかり行ってきました。訪れたのは2022年ごろなので、今もやっているかどうかわかりませんが、開催されていたのは、マカティ市にあるRoyal Makatiというバーです。
お客さんや、スタッフに筋肉ムキムキで屈強な人が多く、悪そうな人も結構います。バーの雰囲気は柄が悪く、危険な雰囲気を感じました。あんまりお勧めできる場所ではありません。お客さんがムキムキで強そうなのと比べると、選手たちは軽量級でガリガリでした。お客さんのパンチ1発で伸びてしまうんじゃないかと思いました。

試合はナックルですから、パンチが当たると大変なので、選手双方とも防御的で、少しパンチの応酬が始まったかと思うと、すぐにクリンチになってしまいます。また1Rが2分の3R制、グダグダ進行なので、ラウンド間のインターバルも長く、やたら待ち時間が長かったです。凡戦が続くので、途中でまあまあお客さんは帰りました。当たると痛いのでしょうが、グローブがないと音がしないので、ボクシングほど、これはやばいものを見てしまったという印象を受けませんでした。
Makatiのそこそこ治安が良い場所にあるので、実際はそんなに怖くないのでしょうが、ムキムキでタトゥーがたくさん入ったお客さんに囲まれてみるため、結構怖いです。もし行くことがあっても、複数人でいくなど注意していきましょう。