私もたくさんフィリピンのセクシー映画を見てきましたが、本作がワーストと言えるでしょう。登場人物全員が一貫性のないチグハグな行動をとり、肝心の呪術も不発、そして女優たちにも華がないという、何を楽しめば良いかわからない作品でした。作品紹介には、「ロミナは夫の不倫を知り、民間療法士から恋の薬を求めるが、その薬は夫以外の全ての人に効いてしまう」と書いてありますが、そのようなことは起きません。作品の紹介文さえ嘘という、すべてにおいていい加減な作品でした。フィリピンにもプロ意識を持って誠実な仕事をする人もいますが、適当な仕事でお茶を濁そうという人は、もっといます。本作は明らかに後者の人による作品でした。タイトルの「Huwad」は「偽物」という意味です。

(Photo cited from Amazon Prime Video)
「人妻 愛欲の媚薬」のストーリー
妻を放っておいて、友達と飲み歩く夫に対して、妻が浮気を疑っています。夫は、レストランの警備員の仕事をしており、確かに、仕事を言い訳に妻の誘いを断っているように見えます。そこで、妻は伝統的な治療師を訪れ、媚薬を作ってもらうことを依頼します。さっそく持ち帰って、使ってみたところ、少し効いたような気もしましたが、やはり夫は妻とのセックスを途中でやめてしまいました。
妻は、治療師を再び訪れ、媚薬が効かなかったとクレームを入れます。そして、今度は、浮気相手に呪いをかけるアイテムを作って欲しいと依頼します。「自分は治療師だから、呪いはわからない」と断るのですが、妻が1000ペソ出すと、治療師は態度を変え、依頼を引き受けました。呪いをかける料金は安いですね・・・。私はフィリピンで惚れ薬は買ったことがありますが、呪いのアイテムを買ったことはないですね。本作のように、治療師から買えるのでしょうか?
呪いのアイテムを作るためには、呪いをかける相手のものが必要ということで、妻は浮気相手のカバンを盗みました。この時点では浮気は確定していなかったのですが、彼女が浮気相手で間違いなく、この女性も美しくなく、ふてぶてしい感じの女性です。
その夜、呪いのアイテムを使い、夫と夜の営みをしようとしたところで、夫の携帯に電話がかかってきます。夫は「レストランで緊急事態が発生した」と言って、でかけていきます。妻はレストランに電話をかけて確認したところ、レストランでは何事も起こっていませんでした。夫が向かった先は、愛人のところで、愛人は原因不明の熱が出て調子を崩していました。呪いの効果かな?と思いましたが、この不調はそのまま立ち消えで、翌日から、普通に不倫が続きます。
夫の不倫が確定してショックを受けたのか、呪いのアイテムを使って興奮しているのか、妻は少し精神的におかしくなり、再び治療師のもとを訪れます。治療師は、彼女を川に連れて行き、川の流れと煙で治療しました。よくわかりませんが、その後、治療師の元にいた女性とのレズシーンとなります。また、夫と別れるべきと助言していた男とのセックスシーンも展開されます。
愛人の方も、妻と別れるといいながら、なかなか進展がない男に不満を抱いていました。セックスのあと、不満を語っているところに、妻が突入します。すると、先ほどまで妻を罵っていた女が、涙ながらに妻に謝罪、しかもなぜか2人のレズシーンへと繋がります。そこに夫も参加し、3Pが始まるのかと思いきや、夫は妻を抱いたあとすぐに愛人とのセックスに専念し、妻は放置されます。妻は茫然として去っていきました。夫は、妻のあとを追います。その後、愛人が親から怒られるシーン、妻が指輪と結婚式の写真を壁から外すシーンでエンディングです。
主要な登場人物3人が何をしたいのかさっぱりわかりません。夫は2人の女を同時に手元に置いておきたいにしては、妻とのセックスは途中でやめてしまいますし、妻とも別れず、ダラダラと愛人を待たせています。また、妻も媚薬を買ったかと思えば、呪いのアイテムを購入し、愛人と夫のもとに突入したりします。夫と愛人のもとに突入する前に、男友達とセックスしたり、レズをシーンがあるのも意味不明です。愛人も、これだけ堂々と不倫を続けているのに、妻があらわれると涙ながらに謝罪し、レズシーンを始めるのは意味がわかりません。とりあえず、レズシーンとセックスシーンを入れとけばいいだろうといういい加減な作品でした。
「人妻 愛欲の媚薬」の監督、出演者情報
本作の監督をつとめたReynold Gibaさんは、本作が3本目の監督作品で、そのすべてがセクシー映画です。これだけ酷い作品を撮る人なので、もう見たくはないのですが、セクシー映画を撮っていれば、日本に入ってくる可能性はありますね。主役の妻を演じたのは、Azi Acostaさんです。私が「被虐の女王」と呼んでいるAngeli Khangさんと並んで酷い目に遭うことが似合う女優さんです。2人は、顔つきや演じる役が似ているので区別がつきにくいのですが、Angeli Khangさんが、少し生意気なところなど演じるキャラの正確に幅があるのに対して、Azi Acostaさんは徹頭徹尾暗い雰囲気で通します。2人に対する配役の違いなどに注目しても面白そうです。
「人妻 愛欲の媚薬」の作品情報
オリジナルタイトル:Huwad
公開年 2024年
監督 Reynold Giba
主なキャスト Azi Acosta(ターミナル 人妻の情事)(人妻の秘密 午前0時の誘い)(高級娼婦)
Katrina Paula
Chloe Jenna
視聴可能メディア U-NEXT、Hulu、Rakuten TV(レンタル)(日本語字幕)

