ドキュメンタリー風に撮影されたホラー作品「Darkroom」

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映画手法として、フェイクドキュメンタリーというものがあるらしく、その名の通りドキュメンタリー風に撮影された作品のことを意味します。本作は、この手法で撮られたもので、配信者である若者たちが、幽霊が住むという廃屋に潜入し、実際に怖い目に遭うという構成になっています。このジャンルは、日本でも流行った「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が火をつけたようですね。私も、昔見ましたが、謎が残り過ぎてとても怖かったのを覚えています。フィリピンに入って来たのは、比較的遅く、2015年に公開された「Salvage」という作品あたりからで、2017年に公開された本作も、その流れに乗ったものなのだそうです。とは言え、若者がドキュメンタリー映画を撮る体で、カメラに話しかけたり、設置した固定カメラに、悪霊のようなものが映っていたからといって、これを真実だと思う視聴者はいないと思われ、単にストーリーを欠いた作品、つまり、前半は若者たちが意気揚々と廃屋の乗り込んできて、後半はパニック映像が流れるだけという作りになっています。「これは映画で公開されているけど、真実なんじゃないか?」と思わせる仕掛けが欲しかったですね。非常に安易に撮られた作品だったと思います。

(Photo cited from IMDb)

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「Darkroom」のストーリー

ドキュメンタリー風に作られているため、しっかりしたストーリーはありません。

悪魔付きの女から、司祭や家族たちが悪魔祓いをしているシーンから始まります。結局、悪魔を追い出せたのか、憑りつかれた女が死んだのかわからないまま、本編に進みます。

さて、現代に時代を移して、ネット配信者の若者たちが心霊現象のドキュメンタリー映像を撮ることを企画します。若者たちの中に、一族が悪霊に憑りつかれていると言われる屋敷(おそらく最初のシーンの屋敷)を保有している者がおり、その屋敷に乗り込んで撮影することになりました。若者たちは、屋敷に入って、監視カメラを設置、それから夜になるまで、お喋りをして過ごします。

夜になると、若者たちの1人が失踪します。そして、彼女が悪霊に憑りつかれてしまったようで、他の若者の首を切り落としてしまいます。その後は、パニック映像です。散り散りに逃げ回り、恐怖に歪んだ若者たちが、彼らの持つビデオ、固定カメラの映像を通して映し出されます。そして、特に結末はなく、映像が途切れて終了です。

前半は、若者がビデオの前で語るお喋り、後半はパニック映像という、見どころのない作品でした。ブレア・ウィッチ・プロジェクトでも、日本の川口浩探検隊でもそうですが、謎が謎のまま描かれないと、ドキュメンタリー感がありませんね。また、見せ方にも何の工夫もなく、安直に制作された作品だったと思います。

「Darkroom」の監督、出演者情報

本作の監督をつとめたPedring Lopezさんは、B級アクション映画を専門とする監督さんです。「MARIA」という作品では、非常にレベルの高いアクションを見せてくれましたが、私の知る限り、他の作品は安直な手抜き作品です。監督作品数も少なく、たまに低予算映画の監督をつとめるチャンスがあるというランクの監督さんじゃないかと思います。

「Darkroom」の作品情報

オリジナルタイトル:Darkroom

公開年 2017年

監督 Pedring Lopez(ワンダー・ガール サムライ・アポカリプス)(MARIA/マリア)

主なキャスト Ella Cruz

Bret Jackson(Mercury Is Mine)

AJ Muhlach

視聴可能メディア Youtube(英語字幕)

「Darkroom」のトレイラー

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