ルパン三世的な娯楽超大作「Mission Unstapabol: The Don Identity」

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タイトルが「ミッションインポッシブル」のパクリみたいですが、本家よりも娯楽要素が強く、さらに、フィリピンですから、困難なミッションに挑むのが泥棒というのが特徴です。主人公と共に困難な盗みのミッションに挑む4人も個性が強く、ほんとんどルパン三世的な娯楽超大作作品です。こんな面白い作品なので、もっと世界で知られて欲しい作品ですね。

(Photo cited from IMDb)

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「Mission Unstapabol: The Don Identity」のストーリー

「東洋の真珠」と呼ばれるお宝を盗もうとする2人組の泥棒ですが、主人公のロバートは、無事にお宝を盗み車で逃げようと思ったところで、後部座席から殴られ意識を失います。そして、意識を取り戻したときには、お宝の持ち主の死体が、助手席にあり、警官隊に囲まれていました。ロバートは、相棒のベンジーに裏切られたことを悟りますが、時すでに遅し、泥棒と殺人の罪で無期懲役となりました。

そして、おそらく10年後、ロバートは釈放されることになりました。彼は刑務所でも人気があったようで、多くの囚人に祝福されて出所しました。フィリピン映画でよく見るシーンなのですが、なぜ殺人の罪で無期懲役になった人が10年程度で出所できるのでしょうか? 

出所すると、小男がロバートを迎えました。小男はロバートをボスと呼ぶので、ギャング団のボスなのかと思いましたが、だとすると、冒頭で2人で盗みに入った理由がわかりませんし、他にボスと呼ぶ人もいないので、小男が個人的に慕っているだけかもしれません。

ロバートが逮捕されてから、ベンジーは警備会社をフロント企業として実業家として成り上がっていました。さらに、ベンジーは「東洋の真珠」を美術館に寄付することで、上院議員へとさらに成り上がりました。ロバートは、ベンジーの警備会社が守る「東洋の真珠」を美術館から盗み出すことで、ベンジーの失墜を狙うこととなりました。

そのミッションのために、ロバートが勧誘したのが、そんなに強くないプロレスラー、手品師です。もともといる小男を含めて、3人の仲間となりました。しかし、ITに詳しい仲間が必要ということで、紹介されたのが、クレアという美女です。実は、彼女は「東洋の真珠」の持ち主の娘でした。父親をロバートに殺されたと思っていた彼女は、のちにシャドーというハッカー集団を作り、復讐のためにロバートに接近していたのです。

このメンバーで、厳重なセキュリティで守られている「東洋の真珠」を盗み出すのが、本作のメインパートです。ギャグあり、高度なハッキングありと非常に面白いパートです。また、ロバートを陥れるために、仲間のふりをしていたクレアが、ロバートと交流するうちに、ベンジーこそが親の仇であると、ロバートを信じるようになる心理変化も見事でした。

(ネタバレ)ロバートたちは、最終的に「東洋の真珠」を盗み出すのですが、脱出時に警察隊に囲まれてしまいます。すると、ロバートは、「東洋の真珠」を壊し、それが偽物であることを示します。つまり、ベンジーは、偽物の「東洋の真珠」を寄付して、お宝を手元に置いていたのです。とは言え、ロバートが警官に追われる身であることに変わりなく、逃走の末、橋から車ごと転落し、万事休すです。

世間から疑惑が向けられたベンジーは、本物の「東洋の真珠」を海外に持ち出し逃亡をはかろうとしますが、そこにいたのは死んだはずのロバートでした。驚いたベンジーは、ロバートを殺そうとしますが、その際にロバートに過去の因縁を語ってしまい、その様子はロバートに取り付けられたカメラからネットで配信されていました。かけつける警察官を前に、ベンジーはどうすることもできません。

最後は、関係者でのパーティです。クレアは、自分が親の仇を陥れようとしてロバートに近づこうとしたことをロバートの告白します。しかし、ロバートはそれを知っていたのです。自分の兄弟分が、クレアの父を殺したことに変わりなく、その落とし前を付けるために、自分のメンバーに入れたと語ります。パーティはダンスシーンへと移り、エンディングです。

面白い作品でした。困難な盗みのミッションを成功させるために、個性的なメンバーをスカウトし、彼らの能力を活かしながら、ほとんど不可能なミッションを成功させる本筋も良いですし、そこに裏切るつもりで参加しているクレアの存在もスパイスとなっています。敵役も個性が強く、非常に娯楽性の高い作品でした。

「Mission Unstapabol: The Don Identity」の監督、出演者情報

本作の監督をつとめたMichael Tuvieraさんは、私が最近注目している監督さんです。私が見た3本の作品はすべて娯楽大作でした。最近は主にプロではとして映画に関わることが多いのですが、これだけの作品を撮ることができるので、時々は監督として作品に関わって欲しいですね。主役のロバートを演じたVic Sottoさんは、もともとフォークシンガーだったそうです。本作や他の作品での扱われ方を見ると、日本でいうところの石原裕次郎的な人なんじゃないかと思います。

「Mission Unstapabol: The Don Identity」の作品情報

オリジナルタイトル:Mission Unstapabol: The Don Identity

公開年 2019年

監督 Michael Tuviera(The Janitor)(The Kingdom

主なキャスト Vic Sotto(The Kingdom

Maine Mendoza

Jose Manalo

視聴可能メディア Internet Archive(英語字幕)

「Mission Unstapabol: The Don Identity」のトレイラー

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