新宿のK’sシネマで日比合作映画の「クロスポイント」を見てきました

本日は新宿のKsシネマで日本とフィリピンの合作映画「クロスポイント」を見ました。1週間しか上映されず、時間も夜1回だけなので、そんなに人気はないんじゃないかと甘くみていたのですが、20分前に行ったら100席程度とはいえ満員御礼で、たまたま1席キャンセルが入ったので見ることができました。運がよかったです。明日(日曜日)の上映もすでに予約で3席ほどしか残っていないと聞きました。細かいことを調べずに行ったのですが、舞台挨拶があったので関係者が集まったような雰囲気でした。

ストーリー

内容としては、フィリピンのかつてのスターが、もうすぐ妻に子供が産まれるというところで仕事を失い、日本のフィリピンパブで闇営業することになります。一方、日本側は娘が婦女暴行の被害にあった父親が、会社の倒産の危機にあります。その2人が日本の連続殺人鬼を捕まえて報酬金を手にしようという話に巻き込み、巻き込まれるというお話です。主演のひとりがフィリピン人であったことで、陰惨な復讐劇に明るさが宿りアクション映画になっていましたね。

しかし、最近は本当に日本とフィリピンの合作映画が多いですね。本作は珍しくアクションの舞台が日本でしたが、フィリピン社会が持つ社会的な矛盾、一攫千金を夢見る若者、バイオレンスが、日本の映画に足りないものを補う相性の良さがありますね。今後、日本とフィリピンと日本の合作映画は増えていくんじゃないでしょうか。ひょっとすると、このブログはそういう流れに乗って伸びるかもしれないと思いました。

出演者情報

フィリピン人側の主演を演じたCarlo Aquinoは、フィリピンでは相当売れっ子で、たくさんの映画やドラマに出演しています。上演後のあいさつで聞きましたが、日本で言えば朝ドラに子役時代から出ていたような人らしいです。共演したフィリピン人は、「Carlo Aquinoといちゃいちゃするシーンがあったけど、カットされたけど、フィリピン人に嫉妬されて大変だから良かった」と言ってました。あらためて確認すると、フィリピン映画の傑作「Bata bata paano ka ginawa?」でアーノルド坊やみたいな役割を果たした子供だったのですね。どこか頼りなくて憎めない感じが良いですね。

一方の日本側の主演は平岳大さん。存じ上げませんでしたが、時代劇を中心に活躍している大物俳優のようです。生島ヒロシの息子、生島翔がプロデューサー兼、殺人鬼の役を演じています。すでに、日本以外ではNetflixで配信されているようです。

作品情報

オリジナルタイトル:Crosspoint

公開年 2024年

監督 Donie Ordiales

主なキャスト Carlo Aquino (Bata bata paano ka ginawa?) (Love You Long Time)

       平岳大

       生島翔

視聴可能メディア 劇場上映中

作品トレイラー