新作フィリピンホラーが、日本語吹き替えで様々なプラットフォームに登場「鬼哭 忌まわしき地」

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本作は、2025年11月12日に配信開始されたばかりのフィリピンホラー映画です。まだレンタル作品ではありますが、AmazonやU-NEXT、DMM TV、Rakuten TVなど様々なプラットフォームから配信されており、驚くべきことに日本語字幕に加えて、日本語吹き替えまで選択することができます。フィリピンホラーは、キリスト教的世界観を舞台にした悪魔崇拝をテーマにしたものと、フィリピンの伝統的な怪物をテーマにしたものです。本作は、後者であり、フィリピン特有のアスワングという怪物が出てくるわけではないので、日本人にとってもとっつきやすいと判断され、日本の配給会社に購入されたのでしょう。フィリピンホラーをたくさん見てきた私からすると、良くあるフィリピンホラーかなという印象です。なぜ、わざわざ、この作品を買い付けちゃったのかなと思いました。とは言え、日本語で見れるフィリピンホラーは多くはないので、まず見てみるのに良い作品だと思います。オリジナルタイトルの「Talahib」は、サトウキビなどの背の高い草を意味です。連続殺人事件が草むらで起きることを指しているのでしょう。

(Photo cited from Filmarks)

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「鬼哭 忌まわしき地」のストーリー

夜中ジプニーで帰宅する女性が、終点までいかずドライバーに降ろさるシーンから始まります。フィリピンではありそうなことですね。客が1人だけだったので、終点まで行くのがめんどくさくなったのでしょう。怒りながら降車した彼女を、レイプ犯が草むらに引きずり込みます。しかし、草むらにあらわれた謎の男が、カマでレイプ犯を殺害し、その後、女も殺されました。

翌日、警察官が現場を捜査します。不思議なことに、2人の死体の死因は窒息死でした。しかし、首を絞められた痕跡は残っていません。警察官は、その後も現場捜査を続けていたところ、男の助けを求める声を聞きつけます。救出に向かったところ、男はカマを持った農夫のような男に、目の間で殺されました。男はカマで殺され血が飛び散るところを、警察官は目撃したのですが、死体には血のついたあとがありません。また、現場の近くには放置された車があり、その中にも死体がありました。また、後部座席には生きている男がおり、驚いた彼は逃走します。結局、彼は警察に参考人として送致されました。この男が誰だったのか、視聴時には忘れていましたが、のちに登場する地主の息子です。

まあともかく、事件のことを知っていそうな男を確保して、一息ついていると、現場に若者の集団があらわれました。いぶかしむ警察官ですが、彼らは殺された叔母を供養するために祈りにきたと言います。そういうことならばと、警察官も彼らの同行することにしました。

若者たちは、近くの農家のせがれたちで、実は別の意図をもって現場に来たことがわかります。やがてわかったことは、地主が農地を分譲地にするために、農民たちを土地から追い出すことを画策します。そして、殺し屋を差し向けるのですが、農民たちは何人か殺されたのち、殺し屋を返り討ちにしました。そして、犠牲者と殺し屋の死体をこの草むらに埋めたというのです。ところが、その後、殺し屋の亡霊が人を殺すようになりました。そこで、彼の亡霊を葬るために、殺し屋の骨を回収し、焼却することを目的としていたのです。身近に殺し屋がいるフィリピンらしい設定ですね。

ともかく、若者たちはお祈りを捧げようとしたところ、そのうち1人が草むらの中に引きずり込まれてしまいます。引きずり込まれた仲間を追って、犯人を追うと、草から血が噴き出し、みなさん血まみれになってしまいます。それぞれ怖い思いをしたのち、一部の若者は草むらから脱出するために、服を裏返しに着ます。念のため解説していくと、フィリピンでは迷子になったときに、服を裏返しに着ると家に帰れると言われており、フィリピン映画では頻繁に見かけるシーンです。結局、若者の2人が死亡、1人が行方不明になったものと思います。と思いますと言ったのは、朝になって2人の死体のようなものがパトカーの側に映し出されていたためです。ところが、その2人について、その後言及されないので、1人の行方不明者だけかもしれません。フィリピン映画だと、結局どうなったのかわからない、あるいは2人も死んだにしては、その後誰も言及しないなど理不尽な構成になっていることが良くあることなので、はっきりわかりません。その夜の出来事で、殺し屋の亡霊は草むらの中でしか活動できない、銃は効かない、草むらを出ると浴びた血が消えるということがわかります。

翌日、警察官は地主の老人を訪ねます。もはや高齢で大した話も聞けないので、息子を訪れることにしました。息子は薬物依存症の厚生施設にいました。警察官は息子も訪れましたが、やはり大した情報を得ることができませんでした。また、息子には事件当日アリバイがあり、走査線から外れました。

その後、若者グループの1人の美人(ジョイス)が警察官を協力して、親たちが埋めたという場所を掘り返したところ、棺の中には若い女性の死体が入っていました。おそらく、その若い女性は若者グループの中の1人だと思われます。相変わらず、その後の展開がないのでよくわかりません。

次に、警察官とジョイスが、殺し屋の妻を訪れます。妻は、夫が殺し屋であったことをしりませんでした。また、ずいぶん昔に失踪したのち、最近になって遺骨がどこかから送り届けられたので、埋葬したと語ります。警察官とジョイスは、彼の墓から遺骨を取り出し、その場で焼却しました。そんなことしていいのか?と思いましたが・・・。

(そろそろネタバレ)ところで、本作ではときどき、映像に小さな羽虫のようなものが映っていました。この場に及んで、この羽虫に焦点が当てられます。長々と、羽虫が漂うところをカメラが追い、その後、地主の息子の枕元にたどり着いたと思ったら、地主の息子は草むらに飛ばされていました。彼は枕元に拳銃を持って殺し屋の亡霊に迫ります。彼に発砲しますが、当然効果はありません。亡霊は「骨を誰かが焼いてくれたので、草のあるところならばどこにでもいけるようになった」と語ります。大家の息子は、依頼者側だからか害されることはありませんでした。気づくと、自分の部屋に戻っていました。

(ネタバレ)その後、ジョイスの家に草が忍び寄ります。すっかり家が覆いつくされたところで、亡霊が出現。手にもった包丁で殺し屋の亡霊をめった刺しにしているところに、警察官と地主の息子が救援に駆け付けました。2人が立ち入ると、そこには両親をめった刺しにしているジョイスを発見しました。地主の息子は、慌てて外に駆けだします。そして、自分の家にたどり着くと、同じような惨劇が起こっていたようでした。父が遺体となって運び出されるところでした。囲まれた警察官に投降して、彼は、この事件の犯人として逮捕されました。ラストのシーンは、草むらの中に殺し屋の亡霊が再び映し出されます。

フィリピン映画らしく、結局、羽虫は何だったんだ? 殺し屋の悪霊の能力は何なのか? なぜ彼は人を殺し続けているのか? 結局どれだけの人が犠牲になったのか? そういうことが良くわからないまま終わります。日本人には、ラストにもう少し謎が解明される展開の方が好みなんじゃないかと思いました。たくさんあるフィリピンホラーで、なぜこの作品を買い付けたのかなと思いました。

「鬼哭 忌まわしき地」の監督、出演者情報

本作の監督をつとめたAlvin Yapanさんは、映画監督としても14本ほど作品がありますが、小説家でもあり、フィリピンの民間伝承に関する研究者でもあるようです。珍しいタイプの監督さんですね。俳優については、IMDbに役の名前が記載されていないため、誰が誰を演じたのかわかりません。ただ、よく見かける顔はなかったように思いますので、有名な俳優は出ていないと思います。

「鬼哭 忌まわしき地」の作品情報

オリジナルタイトル:Talahib

公開年 2024年

監督 Alvin Yapan

主なキャスト Joem Bascon

Gillian Vicencio

Kristof Garcia

視聴可能メディア Amazon Prime Videi、U-NEXT、DMM TV、Rakuten TV、Lemino(レンタル)(日本語字幕、日本語吹き替え

「鬼哭 忌まわしき地」のトレイラー

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