ホラー映画3本オムニバス「Shake, Rattle & Roll: Evil Origins」

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本作は、2025年のMetro Manila Film Festivalで見た3本目の作品です。「Shake, Rattle & Roll」というタイトルは、1984年に始まったホラー映画のシリーズ作品で、本作は17本目の作品です。とは言え、私は見るのが初めてでした。Netflixにもシリーズ16作品目が収録されているので、いつでも見ることができたのですが、ホラー映画なのにどのタイトルも2時間半と長く、なかなか手が出せずにいたのです。しかし、今回初めてオムニバス作品だということがわかり、そんなに構えなくても見れる作品だということを知りました。3本の作品には、繋がりがあるようなことが匂わされてはいますが、実質完全に別の物語です。私など、オムニバスだと知らず、2時間半もあるのに、40分経った時点で、2人しか生き残っておらず、このあと2時間弱どうするつもりなんだ?と心配したほどでした。さすがに伝統のシリーズでお客さんも多く、フィリピン人のお客さんは、上映中も普通に喋りますし、携帯電話もひっきりなしに鳴ります。日本とは異なる映画文化を体験するならば、本作のような大衆的な作品を劇場で見ることをお勧めします。

(Photo cited from SM Super Malls)

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「Shake, Rattle & Roll: Evil Origins」のストーリー

いずれも45分程度の長さなので、ネタバレになってしまいます。とは言え、基本的には悪霊や連続殺人鬼、ゾンビなどに殺されまくるだけの話なので、そんなに気にならないと思います。

1本目 修道院

舞台は修道院です。1人の修道女が行方不明になりました。また、予知能力があると思われている修道女が、修道院長の指示で監禁されました。何が起こっているのかと不安になった修道女らは、自分たちなりに捜索を始めるのですが、修道院長に発見され、非常に理不尽で残酷でお仕置きを与えられます。序盤は悪霊がそんなに出ないので、むしろ修道院長の方が怖かったです。しかし、1人、また1人と修道女らが奇怪な死を遂げていきます。そして、修道院の奥に安置されている封印が、人が死ぬごとに解かれていきます。もはや、状況的に信仰どころではないと感じた若い修道女らは、脱出を考えるのですが、そのうち1人の姉が、修道院長にとらわれている修道女です。妹は、姉の救出を考え、その過程で、修道院長と仲間の2人が亡くなりました。ついに姉と妹しか生き延びていないところで、ついに棺から悪霊の親玉が復活しました。悪霊には実態はないのですが、姉にはそれを見て、反撃を加えることができます。この姉が奮闘するのですが、結局悪霊の前には敗れてしまい、結局妹だけが修道院から逃れることができました。

2本目 ハロウィンパーティ

舞台は、現代的な都市へと移ります。若者たちが、仮装をしてパーティで盛り上がっています。1本目と打って変わって軽いノリです。しかし、パーティが佳境に入ったころ、突然仮面をつけた謎の集団が乱入。参加者を次々と殺していきます。参加者の1人が、カルト集団によるものだと言っていました。そこからはひたすら、逃げては殺されというシーンが続くことになります。とは言え、1本目と違って相手は人間ですから、参加者の協力によりある程度は返り討ちすることもかないました。この作品の見どころは、パニック状態にある人々が時に非合理的で、滑稽な行動をとってしまうことでしょう。そのたびに、劇場には笑い声が溢れました。結局、何人かが無事に会場から脱出して終わります。

3本目 崩壊後の世界

2050年が舞台のようです。文明社会はすでに崩壊しており、生き残ったわずかな人たちが、ゾンビの襲撃におびえながら、食料品を回収してまわっています。男3人、女2人からなる小集団は、今日も生き延びて、クリスマスを祝いました。人類が滅びるという状況で、よく信仰が維持できるなとは思いました。そんなある日、生きている若い女性と合流することになりました。彼女は胸が大きく、この3本の中で一番目立っていました。その彼女は、ゾンビのボスを倒すことができる血族を探していたのです。このまま逃げていても埒が明かないので反撃に出ようと考えています。そして、その一族の末裔こそ、2人の女のうちの年寄りの方でした。男2人は、彼女のことをおばさんと呼んでおり、血縁者のようです。しかし、そんなところをゾンビの集団に襲われてしまい、おばさんは若いものを助けるために、部屋にガソリンをまき、ゾンビとともに焼け死ぬ道を選びました。生き残った5人(最初の5人ーおばさん+胸の大きい女)は、ゾンビから逃げ惑ううちに、別の人間の集団に出くわして、合流することができました。しかし、その隠れ家もゾンビの襲撃を受けてしまい、いつの間にか生き残ったのは3人(兄弟+胸の大きい女)になってしまいました。さらに、弟も復活したゾンビのボスに殺されてしまうのですが、その時に弟の血に触れたゾンビのボスが苦しみ始めます。なるほど、おばさんの血を引くものならば、その血がボスにダメージを与えるのかと悟った兄が、自らの血をサーベルに塗りたくり、そのサーベルを突き立てることで、ボスを倒すことができました。ボスの消滅とともに、他のゾンビも消えてなくなりました。生き残った兄と女は、あきらめないことの大切さを悟り、これからの困難に立ち向かうことを決意します。そしてエンディングです。

1本目だけがガチホラーで、2本目は人はたくさん死にますが、ホラーコメディでしょう。3本目はゾンビ系サバイバルアクションでした。それぞれテイストが全く異なっており、気楽に見ることができる作品です。1本目は、結局修道院長は何を隠していたのか? 姉の力とは何だったのか?(3本目の血族との関連がにおわされていました)など、まともに見ようと集中力を要するのですが、最初から短編オムニバスだとわかっていれば、そこまで描かれないことがわかるので、気楽に見ることができると思います。

「Shake, Rattle & Roll: Evil Origins」の監督、出演者情報

本作は3つのパートが異なる3人の監督によって撮られています。最近では、本シリーズは若い監督の登竜門的な位置づけになっており、3人とも初めて見た名前でした。こういう定番シリーズがあり、若い監督の登竜門として使っているというのは良いシステムですね。若い監督にとっては、たくさんの人に見てもらえるチャンスですし、製作者側も飽きられずにシリーズを続けることができます。日本にもあればいいのにと思いました。

俳優については、1本目はみんな修道女の格好をしており区別がつかず、2本目も仮装しているうえにたくさん登場人物がいるので、やはり印象に残った人はおりませんでした。やはり、3本目の胸の大きな女優と、体が大きくライフルでゾンビを倒しまくっていた男優が印象に残りました。前者は、Ivana Alawiさん。モロッコ系のフィリピン人らしいです。ヴァイス・ガンダさんと共演した「Patners in Crime」でも、胸を強調した格好でセクシーな立ち回りを見せてくれました。後者は、Richard Gutierrezさんです。彼は似たような役を演じるDingdong Dantesさんと似ていますが、彼の方が体が大きいように思います。私は「ダンテさん、こんなに体大きかったっけ?」とずっと思ってみていました。

「Shake, Rattle & Roll: Evil Origins」の作品情報

オリジナルタイトル:Shake, Rattle & Roll: Evil Origins

公開年 2025年

監督 Joey De Guzman、Ian Loreños、Shugo Praico

主なキャスト Richard Gutierrez(ファンタスティカ)(ホスピタル・オブ・ザ・デッド )

Ivana Alawi(Patners in Crime

視聴可能メディア なし(フィリピンの劇場で視聴)

「Shake, Rattle & Roll: Evil Origins」のトレイラー

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