意図せず、男の元妻と競わされてしまう「Ang pambansang third wheel」

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私は知りませんでしたが、「Third Wheel」とは「お邪魔虫」という意味なのだそうです。友達のあいだで、唯一恋人がおらず、なんとなく「お邪魔虫」と感じている若い女性が、ついにイケメンの男と恋人関係になるのですが、その男はバツイチで、なぜか彼の子供を養育する新しい母親として、意図せず、元妻と競わされる羽目となり、別の「お邪魔虫」になってしまうという物語です。なりたいわけでもないのに、子供の継母候補として、男の元妻と競わされる羽目になるという構造は面白いのですが、男が何をしたいのかさっぱりわからず、そんな男に振り回されてしまう女の気持ちもわからないという点で、やや破綻した構造の作品だったと思います。主人公の女性が、(下の写真よりもはるかに)美人でキュートなところが、本作の最大の見どころだと思います。

(Photo cited from IMDb)

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「Ang pambansang third wheel」のストーリー

恋愛運がない若い女性(トリナ)の物語です。友達たちといつも行動しているのですが、彼らには恋人がおり、いつもイチャイチャしているので、自分だけがお邪魔虫だと感じています。彼女は、広告代理店の受付で働いていましたが、ある日、履歴書をもってきたイケメン男(ネオ)と出会い、たまたまご近所さんだったことから、仲良くなりました。さらに、トリナは、社長からコピーライターへと引き抜かれ、新しく採用されたネオとペアを組むこととなり、当然、2人の関係は恋人へと発展します。仕事を一緒にしながら仲良くなるっていいですね。自分はフリーランスで、ほぼずっと1人で仕事をしているので憧れます。

ついに、自分にも恋人ができて、友達たちの中でお邪魔虫でなくなったと喜ぶトリナですが、その矢先に、ネオが自分の子供を連れてきます。ネオは、バツイチ子持ちで、息子は妻の方にいたのですが、今頃になって、息子が恋しくなり、トリナに継母としての役割を期待し、元妻から息子を奪おうと思っていたのです。なんて、男でしょう。ショックを受けるトリナですが、ネオにいいくるめられてしまい、息子がネオと滞在しているあいだ、一緒に過ごすこととなりました。

しかし、息子は当然、見ず知らずの女と継母と認めて同居しようとは思わないので、何だかんだと、ネオとトリナの足を引っ張ります。そして、ネオの元妻が乗り込んできて、2人が子供の養育能力を持っていないことを罵ります。トリナは、まったくそんなつもりもなく、元妻と競争関係になってしまいました。また、元妻は5か国語を喋る才女で、ビジネスの世界でも活躍している派手なセクシー女性です。つい先日まで、受付嬢として働いていたトリナがかなう相手ではありません。そもそも、子供も母親の味方ですし・・・。結局、2人は息子が滞在中に十分に面倒を見ることができず、ネオの元妻に失格の烙印を押されます。トリナは、私たちは一緒になるべきではなかったと嘆き、ネオは元妻が子供を連れてカナダに移住するのについていくことになりました。

これで終わりにすれば良かったのですが、トリナの父親が彼女を後押しし、カナダ行きのチケットをプレゼントします。父親は、妻(トリナの母)に出ていかれたのですが、「今も彼女は自分を愛しているはずだ」といって、ずっと妻の帰りを待っているのです。フィリピン映画では、去った恋人(夫や妻)が今も自分を愛しているはずだ、というシーンを良く見かけますが、いったいなぜ、そう思えるのでしょうか?

(ネタバレ)トリナは、すっかり舞い上がって、カナダに行きますが、そこで見たのは、ネオら3人の家族が仲睦まじく過ごす様子でした。彼女は、声をかけることもなく、失意のなか帰国します。

やがて、トリナの父親も亡くなり、葬式のあと、再びネオが、トリナの前に現れます。ネオは、拒絶するトリナにしつこく付きまとい、結局2人は再び恋人になります。また、父の死後、母親とも再開し、トリナは自分に言い聞かせます。「いいじゃないか、お邪魔虫でも。そこに愛があれば」。そして、エンディングです。

愛があればいいのか?? そのラストでいいのか?と疑問でいっぱいでした。そもそも、ネオはどういう状態で帰国し、トリナに何を求めているのでしょうか? 良くトリナの前に顔を出せるな、そして付きまとえるな、と驚きしかありませんでした。サイコパスじゃないですかね? 正直、顔がいい以外に、ネオの良さが全くわからず、トリナに感情移入することができませんでした。女性にはわかるのでしょうか?

「Ang pambansang third wheel」の監督、出演者情報

本作の監督をつとめたIvan Andrew Payawalさんは、恋愛映画やドラマの専門家と言える監督さんです。 代表作は「I America」だと思いますが、未だに英語字幕版を見つけられていません。本作を見る限り、たくさん撮られた恋愛映画は見なくても良いかなと思いました。主役を演じたYassi Pressmanさんは、恋愛弱者の女性を演じていましたが、全く説得力のないほど美人で魅力的な女優さんです。女優と言いましたが、キャリアとしては歌手としての活躍の方が多く人です。

「Ang pambansang third wheel」の作品情報

オリジナルタイトル:Ang pambansang third wheel

公開年 2018年

監督 Ivan Andrew Payawal(ゲームボーイズ THE MOVIE

主なキャスト Yassi Pressman(Isolated

Sam Milby(ニャンてこと!)(Everything About My Wife)(The Prenup)(3pol Trobol Huli Ka Balbon

視聴可能メディア Youtube(英語字幕)

「Ang pambansang third wheel」のトレイラー

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