常春の都市バギオへ!

フィリピンは常夏の国ですが、山間部になると気温が下がるので常春の気候になります。今回、紹介するバギオは常春の気候をもつ観光都市です。バギオの歴史は、アメリカ統治時代に、アメリカ人にとって夏があまりに暑すぎて、避暑用の夏季臨時政府の街を作ったことが始まりです。ですので、意外と歴史が浅く、せいぜい100年ちょっとの歴史しかありません。快適な気温のためか、海外からの留学生を集める語学学校がたくさんあったり、バギオ大学を中心に学術的都市的な色をもった都市です。日本で言えば筑波みたいな感じかもしれませんね。

フィリピン人には最も人気の国内観光地です。なぜなら、フィリピン内の他のどこにいってもビーチがあるだけで、特に代わり映えもないので、全く違う気候を持つバギオは行ってみたい都市ナンバーワンです。ただ、アクセスは非常に悪く、近くには空港がありませんので、マニラからバスで行くことになります。バスで6時間くらいだったと思います。

私はフィリピンで何度も長距離バスに乗っているので、いつも思うことですが、トイレ休憩が非常い少ない!6時間の旅程ならばせいぜい1回です。オフィスで見ていても、一緒にどこかにでかけてもそうですが、フィリピン人はトイレに行く回数が非常に少ないです。街に、綺麗で利用できるトイレが非常に少ないので、体が慣れているんじゃないかと思います。我々も、ある程度、海外に住んでいると自然にトイレに行く回数が減るのですが、日本から来てすぐにバスに乗る場合は、注意が必要と思います。

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いつものように最初は市内観光から。バギオ大聖堂、植物園、元アメリカ夏の行政府、ビュースポットに行って来ました。アップダウンが多くて大変ですが、暑くないので歩けるのがいいですね。自分は寒いのが苦手なので常夏の国がいいなと思っていたのですが、バギオみたいに常春はさらに良いですね。常春は、熱帯地方の山間部にしかありえないので、マリネラ王国はバギオみたいなところにあるのだなと気付きました。バギオはマニラに比べると交通マナーもだいぶ良いですね。歩いていても安心感があります。

バギオは常春ですので、イチゴやその他のベリーが有名です。買って食べてみましたが、日本の品種改良されたイチゴを食べなれている我々には、非常に酸っぱいイチゴです。これがイチゴ本来の味なんでしょうね。あと興味深かったのは、様々な色、種類の米が売られていること、中でも気になったのは、dog rice。犬に食べさせる米なんでしょうか??バギオ・ミュージアムではバギオの歴史を学びました。バギオの歴史は案外短く、1900年頃アメリカが避暑地を求めて新規に作った都市です。当時様々な国から労働者が集められましたが、最も多かったのが20%を占めた日本人たったようです。バギオのそれ以前の歴史は、山間民族であるIgorotsとAetas。その違いについては説明されていませんでした。より詳しい展示があるというSaint Louis University Museumにもいきましたが、こちらは工事中。深掘りはできませんでした。フィリピンの歴史は、部族社会のあと近代ですから、中世がなく、歴史ファンには少し物足りないですね。王朝の興亡が一番おもしろいところですから。

フィリピン人に、バギオで訪れる観光地を訪ねると、フィリピン軍のキャンプ地というので、見に行きました。しかし、外国人は入ることができませんでした。よく考えたら当然のことでした。中では訓練風景が見れるのだそうです。バギオは、食べ物もおいしく、何より気候が快適ですから、長期滞在するのに向いている場所だと思います。治安も良いですし、語学留学の候補地としても有力だと思います。ただ、日系の語学学校がないんですよね。アクセスが悪いから駐在員を置きにくいのでしょうか?フィリピン系と中国、韓国系の語学学校がたくさんあります。

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