私は、U-NEXTで毎月３本の有料レンタルのフィリピンセクシー映画を見ていますが、本作は最も新しくU-NEXTに収録されたレンタルのセクシー作品です。新しいものが追加されるのかと思ったら、本作は２０２３年に公開作品です。最近追加された作品がいずれも２０２４年だったのに、どういう基準で追加されていっているのかわかりませんね。有料から無料になるのも、基本的には古い作品から無料作品に変わっていくのですが、２０２２年に公開作品がまだ無料化されていなかったりすることもあります。
さて、本作ですが、モデルのバカ男が毎日モデル仲間の女の子をお持ち帰りしているのですが、若い大家の女性に気に入られてしまい、関係を持ったわけでもないのに、彼女の嫉妬から大変な惨劇へと発展するというお話です。フィリピン女性の嫉妬は有名ですが、キスしただけ、しかも相手からされただけで、ここまで嫉妬されるのは大変だなと思ってしまいました。オリジナルタイトルの「Paupahan」は「家賃」という意味です。
「秘愛 覗かれた情事」のストーリー
モデルの撮影のシーンから始まります。これは期待できるなと思ったら、主人公（ニコ）がモデルの卵の男だというだけで、ほとんどの出来事は彼の下宿部屋で起こります。それでも、ニコが毎晩モデルの女の子を下宿にお持ち帰るするので、モデルという設定が生きてますね。
さて、何かしらの事情で、ニコは新しい下宿に引っ越します。大家は若い女性で、月に８千ペソと言われていたのに、なぜか４千ペソに割引してもらえました。大家は、最初から異常に親切で、女好きのニコでも気味悪がるほどです。
しかし、この気味悪さの原因はすぐに明らかになりました。この大家は、下宿の至るところをマジックミラーにして、覗きを楽しんでいたのです。覗きは、圧倒的に男性に多い変態ですが、女性の覗きも、こんな感じなのでしょうかね？ ニコは、毎日違う女を連れ込んでセックスするので、大家はそれをいやらしい目で見ています。しかし、フィリピンのエロ映画では、男は必ず白いブリーフをはいていますね。これはエロ映画のお約束なのでしょうか？ それともフィリピン男は大抵白いブリーフをはいているのでしょうか？
また、大家には自分で動くことのできない祖母がおり、彼女は祖母の面倒をみています。意味深に、彼女がスプーンで祖母に薬を飲ますシーンが繰り返され、ニコが薬のビンを見たときに、あわてて隠すのですが、特に薬は関係なかったようです。フィリピン映画は、こうした伏線っぽいのに、回収されない謎のシーンが多いですね。
大家の女性があまりに積極的に、自分の世話を焼くので、これはヤレるだろうと、ニコは自分の部屋に誘います。そこでキスをしようとするのですが、拒否されてしまいました。ありゃりゃ、これは勘違いだったかと、ニコは翌朝謝るのですが、逆に大家からキスされてしまいました。
（ややネタバレ）その後も、懲りずに女を連れ込むニコですが、大家の様子が変わってきました。いつしか、連れ込まれた女への嫉妬に変わり、ニコへの怒りに変わっていました。何番目かに連れ込まれた女は、大家によって撲殺されてしまいました。この彼女については、ちょっと警察が聞き込みにきたくらいで、その後言及はありません。ひどい扱いですね。ちなみに、連れ込まれる女性は毎回違うというサービス精神の高さですが、モデルという設定の割には、そこまで美しい女性はおりません。タトゥーも多く、ある女性など、腕に「母父」と日本語でタトゥーが入っていました。こんなバカそうなタトゥーが入っていると、端役しかもらえませんね。
（ネタバレ）大家の嫉妬が頂点に達するのは、ニコの婚約者がカナダから帰国してからです。しかも、彼女がニコの生活費を送っていたというのです。大いに独占欲を刺激された大家は、婚約者を後ろから殴りつけて地下に監禁します。また、ニコも同じような目に遭い、結局２人は地下室の中で殺されてしまいました。ついでに、大家の祖母も殺されました。そして、大家は新しく下宿人を募集し始めました。エンディングです。
ヤリ捨てたなら、恨まれてもしょうがないところもありますが、ニコの場合、大家と関係も持っておりませんし、キスは相手からされたものですから、この嫉妬は割に合いませんね。しかし、大家が最初からかいがいしく、ニコの世話をやいていたので、フィリピン的には、それは愛を受け入れたことになるのかなとも思いました。たくさんの女性が脱いで、絡みのシーンを披露しますが、ヒロインだけが絡みのシーンがないというVIVA Filmsのセクシー映画ではめずらしい作品でした。
「秘愛 覗かれた情事」の監督、出演者情報
本作の監督をつとめたLouie Ignacioさんは、ベテランの監督さんで、多くの作品があります。テレビが多いので、私は彼の作品を見るのは初めてですが。VIVA Filmsのセクシー映画を撮ったことは、本作が初めてではないでしょうか？ こんなベテランの監督さんでも、エロを撮らなければならないのでしょうかね？ よっぽど報酬が良いのでしょうか？ 確かに、本作もほとんど下宿で繰り広げられ、かかる予算も少なそうです。そして、海外に輸出される可能性が高いので、採算性は良さそうです。
ヒロインを演じたTiffany Greyさんは、まだ若い女優さんで、ほとんどエロ系作品にしか出たことがない女優さんです。可愛らしい容姿ですが、どこか田舎っぽさもあるので、主役を演じることが多そうです。他の作品での彼女も見てみたいですね。ニコの婚約者を演じたのは、私が「ギント姉さん」と呼んでいるベテラン女優のRobb Guintoさんです。様々な作品に脇役で出ています。顎のラインが金持ちっぽく見えるからか、たいてい奥様や愛人の役を割り当てられ、主人公と対立していることが多く、ヒロインを演じているのは見たことがありません。「ギント姉さん」が、まだ若く美しいうちに、一度はヒロインを演じさせてあげたいですね。
「秘愛 覗かれた情事」の作品情報
オリジナルタイトル：Paupahan
公開年 2023年
監督 Louie Ignacio
主なキャスト Tiffany Grey
Jiad Arroyo
Robb Guinto（人妻の秘密 午前０時の誘い）（郵便屋の愛人 ーエロスー）（ランドリー セックスの罠）
視聴可能メディア U-NEXT、Fulu（日本語字幕）（レンタル）
