非常にバランスの悪い作品です。90分程度の長さですが、事件が始まるのが60分経ったころ。そして、ついに復讐を決意させるような事件にまで至ると、残り10分程度になっています。結局、肝心の復讐は、エンディングのあと、短く1人だけに対して行われるだけであり、非常に中途半端な作品となってしまいました。前半の60分、ほとんど意味のないシーンを続けたのは、いったい何だったのでしょうか? ヒロインを演じたのが、正統派美人のChristine Bermasさんというのが1つのウリだと思いますが、その美貌も活かすシーンが少なく、セクシーシーンもほとんどないという、いったい何がやりたかったのかわからない作品でした。

(Photo cited from IMDb)
「復讐の誓い 汚された天使たち」のストーリー
若くて美しい女性(レイチェル)が、商店で不正を働くお客さんを締め上げるシーンから始まります。レイチェルは、正義感が強く、頑固な性格であることが示されます。その後、どういう関係なのかわからない、男3人、女3人のグループでクラブに行き、飲んで踊ります。それでも飲み足りないということで、6人は、男たちの友達の家に行き、さらに飲みなおすことにしました。なんと、ここまでに60分を費やしています。
家に入って、さらに酒が進み、ドラッグまで摂取して、男女7人はすっかりご機嫌です。しかし、これは男たちの罠でした。男たちは女3人に酒と薬を飲ませ、意識がもうろうとしているところを、次々レイプしていきます。レイチェルだけは、比較的酒と薬のまわりが少なく、朦朧としながら抵抗し、家を抜け出したところで、男に殴り倒され、意識を失います。
(ネタバレ)そんなとき、女の1人が死んでいることがわかりました。慌てた男たちは、他の女も殺すしかないと考え、もう1人の女を殺害。そして、意識を失っているレイチェルを含めて、庭に埋めようとします。しかし、レイチェルは意識を取り戻し、現場に残っていた男に反撃。残り3人の情報を得て、その男も殺害しました。そして、ほうほうの体で家にたどり着き、シャワーで血を落として、鉢巻を頭に巻き、これから復讐に行くぞというところで、エンディングに入ります。エンディングの音楽が流れたあと、レイチェルは残り3人の男のうち1人を殺害し、復讐を果たします。そして、エンドロールです。
普通に考えれば、クラブや自宅飲みでの乱痴気騒ぎに1時間をかける必要がなく、ここを30分にして、復讐劇をたっぷり描くべきじゃないでしょうか? また、レイプが主題であったため、実際にレイプが始まる最後の最後まで、セクシーなシーンもほとんどなく、これもまた中途半端なことになっています。また、楽しくクラブで飲んだあと、家飲みまでついてくる女たちを、わざわざ強引にレイプする必要もあるように感じませんでした。どのように見てもバランスが悪く、本作はいわゆる駄作と言える作品でしょう。
「復讐の誓い 汚された天使たち」の監督、出演者情報
本作の監督をつとめたLawrence Fajardoさんは、「インビジブル」や「Kintsugi」、「覗かれた人妻・・・」などを撮った人です。社会派ドキュメンタリーから、セクシー、アクションまで何でも撮れる器用な監督さんです。しかし、最近はセクシーン作品しか撮っておらず、本作は適当な作りでした。だんだん適当な仕事になってきているのでしょうか?ヒロインを演じたのは、正統派美人のChristine Bermasさん。本作は、彼女の無駄遣いと言える作品でした。
「復讐の誓い 汚された天使たち」の作品情報
オリジナルタイトル:Nightbird
公開年 2023年
監督 Lawrence Fajardo(Kintsugi)(覗かれた人妻 恍惚のエロス)(インビジブル)(インモラル 復讐の餌食)(濡れた人魚妻)(A Hard Day)(裏切られた人妻 秘密の動画)
主なキャスト Christine Bermas(ある官能小説 -迷宮の女‐)(郵便屋の愛人 ーエロスー)(覗かれた人妻 恍惚のエロス)(ベッドルーム 禁断の愛欲)(ラブレース セックスの女神)(リビドー 欲情する肉体)
Yayo Aguila
Alexa Ocampo
視聴可能メディア U-NEXT、Hulu(レンタル)(日本語字幕)
