夫などいらない、子供だけ欲しいという女のプロジェクト「Project Baby」

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フィリピンでは男が怠けものということが多いですから、「夫などいらない。子供だけ欲しい」と考える女がいても理解できますね。本作は、ビジネスで成功した女性が、子種だけもらえる優秀な男を探すというコメディ映画です。当然、フィリピン映画ですから、最後は家族の大事さを知るという大団円になります。主役の女性を演じたのは、人気女優のスー・ラミレスさん。最近は、女の欲望を丸出しの作品に出て、可愛いだけの女優から脱却しようとしている印象がありますね。実際、国民的女優になってきていると思います。同タイトルのアメリカ映画がありますが、そのリメイク作品というわけではないようです。アメリカ映画の方は、友達の子供を、恋人でもない若い男女があずかり、子育ての大変さを知るというコメディ作品だそうです。

(Photo cited from IMDb)

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「Project Baby」のストーリー

友達の結婚式のシーンから始まります。主人公(サンディ)も結婚したらと、周囲から言われるのですが、彼女は断固拒否です。サンディは、若くして成功したビジネスマンです。ところが、32歳になったところで、主要な社員に向けて、自らの妊娠計画をぶち上げて、これからはしばらく妊活に専念すると宣言します。彼女の妊活のユニークな点は、夫は必要ないと考えるところです。彼女には経済力があり、結婚したあと、どうせお荷物になる男は、そもそも除外した方が良いと考えているのです。まあ、気持ちはわかりますね・・・。

さて、当初は元カレや、知り合いのエリート男性を紹介してもらって、自分のプロジェクトに協力してもらえないかと提案していたのですが、イケメンエリートたちは、当然そんな提案には乗ってきません。怖がって逃げていくばかりです。また、家族の病気まで詳しく聞いて、遺伝子チェックされては、自分は単なる種馬としか感じられませんから、まともな男は逃げて行ってしまいます。

そんなとき、親友の女から紹介されたイケメン画家(ミゴ)はちょっと違うリアクションを見せました。彼は、彼女のプロジェクトを聞いて仰天しますが、協力すると申し出たのです。さっそく、自分の生理周期から割り出された綿密な、ムーディーなリゾート旅行が計画され、男の子を産むための、謎の行動につきあったのち、無事にベッドインします。2人は、その後なんとなく打ち解けて、サンディは両親の夫婦仲が悪く、結局、両親が離婚したことから、夫と言うものを信じられないと考えていること、ミゴは非嫡出子だったので父を知らずに育ったため、父親になる自信がなかったため、このプロジェクトに協力したことを語ります。

なんとなく、後ろ髪惹かれる気持ちになりましたが、2人はもとの生活に戻ります。無事、妊娠したという報告をサンディから受けたミゴですが、そこから急に父性に目覚めます。なんだかんだと、お腹の子供を気遣うために関わろうとするミゴを、サンディはうっとおしく感じます。そして、契約通り、自分から離れて欲しいと伝えますが、妊娠を知ったサンディの母親が、ミゴを自宅に招待し、結婚する方向にもっていこうとします。サンディは、そんなことを望んでいたわけではないので、ミゴや母親に強く反発します。

(ネタバレ)その後は、ミゴが追いかける、サンディが逃げるという展開が続きますが、ミゴが「どうか、僕を君と子供の人生から締め出さないで欲しい。僕は君の人生を変えようとは思っていない。ただ、君と子供の人生の一部になりたいんだ」と語るのに、サンディはさすがに心動かされます。また、サンディもミゴに惹かれ、一緒に親になりたいと思っているのですが、やはり、夫婦というものに怖さをぬぐえません。そんな押し問答をしているときに、サンディが破水しました。慌てて、ミゴによって病院に搬送され、無事出産することができました。

それから数年後、可愛い女の子として育った娘を、ミゴがサンディの元に送り届けます。どうやら面会交流のようなかたちで親子の関係は続けることになったようです。そして、サンディが「新しいプロジェクトのために、あなたの協力は必要なの」と、ミゴの耳元でささやきます。それが、元々欲しかった男の子を持つためもプロジェクトなのか、夫を持つプロジェクトなのかはわかりませんが、2人はキスをして、エンディングです。

産まれた子供が男のだったら、最後の台詞は、家族になるプロジェクト確定だと思うのですが、女の子だったために、含みを持たせたところが面白かったですね。保守的な親世代は、「ついに夫婦になるんだな」と考えたでしょうし、若い女性は「ちょうど良い距離間の関係が築けているので、もう1人産むことにしたんだな」と考えたと思います。

「Project Baby」の監督、出演者情報

本作の監督をつとめたEric Quizonさんは、ベテランですが、主にテレビドラマの監督として活躍している人です。ドラマ風の軽いコメディが作風なんじゃないかと思います。主役を演じたスー・ラミレスは、現在最も人気のある女優の1人です。最近は、濡れ場を演じたり、汚れ役を演じたりと、役を広げようと頑張っているがわかります。また、激太りしていましたが、本作では久しぶりに体型を戻して、かつての丁度良いむっちり感を出していました。このまま体型を維持して欲しいですね。

「Project Baby」の作品情報

オリジナルタイトル:Project Baby

公開年 2026年

監督 Eric Quizon

主なキャスト Sue Ramirez(Love Lockdown)(デッド・キッズ)(母の面影が語ること)(ワン・ヒット・ワンダー 君を想う歌)(The Kingdom)(Flower Girl)(The Girl Allergic to WiFi)(Lasting Moments)(In Between)(A Mother’s Story)

Rico Blanco

視聴可能メディア Netflix(英語字幕)

「Project Baby」のトレイラー

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