Netflixの説明では、LGBTQ+をテーマにした作品として紹介されていましたが、そんな品の良いものではなく、実際は下ネタコメディ作品でした。内容としては、トランスジェンダーの人を馬鹿にするような言動をしていた女優が、女性器を失う呪いをかけられてしまい、その呪いを解除するためには、女性器なしでも愛してくれる相手を見つけるしかなくないと言われます。それから、様々な男に会い愛してもらおうとするのですが、男はやりたいばかりで、女性器の無い主人公を見て逃げていくばかりで、彼女は、自分の穴モテぶりを自覚してしまうというお話です。作中では、日本語で言うところの、チ〇ポ、マ〇コが連呼され、お互いに性器を見せ合うシーンが続く、狂気の作風でした。また、主人公を演じたのが、Sue Ramirezという人気女優であるところも凄いことです。フィリピンでは、批評家は恐れしらずのストーリーラインに賞賛を送っていますが、一般の人の反応は賛否両論とのことです。

(Photo cited from IMDb)
「Flower Girl」のストーリー
主人公(エナ)はCMモデルです。生理用品のCMの撮影シーンのあと、恋人とのセックスを楽しみますが、彼に「あそこのしまりが緩くなった」と言われてしまいます。しまりを良くするために、医師を訪れたところ、しまりをよくする歌を歌う施術を受けました。コメディ作品なので、ずっとこんなノリです。
エナのマネージャーは、トランスジェンダーですが、エナは、彼女を男扱いし、トランスジェンダーへの無理解を示します。また、女性トイレで別のトランスジェンダーに出会います。再び、エナは彼女に暴言を浴びせます。すると、彼女は、エナに呪いの言葉を浴びせて反撃しました。
すると、どうしたことでしょう。彼女の性器は閉じてしまい、今度は恋人のあそこが入らなくなってしまいました。再び、医師を訪れ、今度は女性器が開くように、みんなで歌を歌います。
仕事で再び、生理用品のCM撮影をしていると、女性器が開いたような気がしたので、慌てて恋人を呼びつけ、トイレでセックスに励みましたが、抜けなくなってしまいました。助けを求めたさい、仕事仲間に醜態をさらすこととなり、彼女はCMをおろされることになってしまいます。また、恋人は浮気していたことも発覚し、エナはすべてを失います。
呪いをかけたトランスジェンダーに文句を言いに、以前会ったトイレに行ったところ、例のトランスジェンダーがいました。ところが、彼女は呪いをかけると言ったものの呪いをかける方法など知らないと言います。そんなところに、妖精があらわれ、呪いをかけたのは自分だと語ります。そして、女性器の形をした花の鉢植えを渡します。そして、この花の花びらが全て落ちるまえに、女性器なしで愛してくれるい人を見つければ、女性器が戻ってくるが、見つからなければ永遠に失われるだろうと語ります。
その後は、ひたすら男に会って、自分を愛してくれる男を探すエナですが、性器がないとカミングアウトすると、男たちは逃げていきます。エナは自分が穴モテしていただけであることを知りますが、一方で、穴もない女が男に愛されるということを信じきれない自分もありました。そんなエナを、トランスジェンダーのマネージャーが優しく慰めます。
(ネタバレ)ところが、理想的な男があらわれました。彼は、エナに性的なことを求めず、2人は理想的なカップルとなりました。しかし、彼には秘密がありました。彼もまたトランスジェンダーを侮辱したため、妖精に呪いをかけられて男性器を失っていたのです。そして、彼の性器が先に復活しました。次は、エナの番だと思っていたところ、男は元婚約者とヨリを戻してしまいました。それを知り、エナが怒ると、彼の性器は再び消えてしまいました。しかし、彼の婚約者は、「性器なんてなくてもいい。私はあなたを愛している」と言ったところ、彼の性器は再びあらわれ、2人はヨリを戻すこととなりました。
結局、1人取り残されることになったエナの元から、トランスジェンダーのマネージャーも去ることとなりました。マネージャーは、フランスでの仕事が決まったとのことです。仕事には復帰することとなり、ヌードを披露することとなりました。もはや失うものはないという感じで仕事を受け、撮影に臨みます。すると、撮影のさなか、空から大量の男性器と女性器のかたちをしたオモチャが落ちてきます。エナは、その大量のオモチャの中に身を横たえ、空を見上げます。そしてエンディングです。
コメディ作品ですから、これくらムチャなストーリーというのも良いと思います。しかし、もし可能ならば、穴モテから、穴モテではない愛され方にまで到達できれば良かったかなと思いました。
「Flower Girl」の監督、出演者情報
本作の監督をつとめたFatrick Tabadaさんは、テレビや映画で脚本家として活躍している人です。コメディがほとんどのようなので、日本で言えば鈴木おさむさんみたいなポジションの人ではないでしょうか? そう考えると本作の作風も理解できますね。出演者で注目すべきは、なんといっても人気女優のSue Ramirezさんでしょう。今最も売れている女優の1人に、こんな役をやらせていいのか?と思いますが、それができたのも監督さんがテレビ業界で大きな力を持っていたからじゃないかと想像します。
「Flower Girl」の作品情報
オリジナルタイトル:Flower Girl
公開年 2025年
監督 Fatrick Tabada
主なキャスト Sue Ramirez(Love Lockdown)(デッド・キッズ)(Mommy Issues)(母の面影が語ること)(The Kingdom)(ワン・ヒット・ワンダー 君を想う歌)
Jameson Blake(悪キャラ養成アカデミー)(Guilty Pleasure)
Maxie Andreison
視聴可能メディア Netflix(英語字幕)

