80年に公開されたフィリピン産の日本ヤクザ映画「Kakabakaba Ka Ba?」

スポンサーリンク

フィリピンを舞台にした日本映画を見ていこうと、AIに聞いたところ出てきたタイトルが本作です。タイトルのとおり、全然日本映画ではありません。最近は、Geminiを使っていますが、当てにならないですね。しかし、普通には出会えない作品に出合うことができて、それはそれでよかったです。本作は、2017年の東京国際映画祭で上映されたようです。内容としては、日本のへっぽこヤクザが、重要なカセットテープを取り返そうとするも失敗ばかりするというコメディです。昔のドリフターズのようなコテコテのギャグが続きます。よくこんな作品を、東京国際映画祭に持ってきたなと思いながら、見ていましたが、最後15分くらいが無駄にクオリティの高いミュージカルになります。お客さんも、90分も大したことがないものを見せられたものの、最後に15分、何となくすごいものを見せられて、きっと満足して帰って行ったのではないでしょうか。「Kakabakaba Ka Ba?」の意味は、「あなたはドキドキしていますか?」です。早口言葉みたいなので、好んで使われるフレーズです。意味と言うより音の響きを楽しむタイトルだと思います。

(Photo cited from Critic After Dark)

スポンサーリンク

「Kakabakaba Ka Ba?」のストーリー

(全然日本人には見えないが)日本人役のヤクザ(小野田)が、マニラ空港からフィリピンに入国しようとするも、禁止されているもの(ダイヤモンド、麻薬、大量の現金)を持ち込もうとして、いずれも失敗します。のんびりしたストーリーで、すでに2年が経過します。いつまで経ってもフィリピンにブツを送ることができないため、ヤクザの親分が激怒し、今度ばかりは、ということでカセットテープを持ち込みます。毎回、違うものを持ち込もうとしますが、結局何を持ち込みたいのでしょうか・・・?

ようやくフィリピンに持ち込めたものの、フィリピン人の男(ジョニー)の上着に入ってしまいます。小野田は、現地で雇用した黒人の男とともに、カセットテープを取り返そうとコメディを演じます。例えば、司祭に変装してジョニーの家を訪れ、家探ししたり、家の電話を盗聴し、服を洗濯屋に出すと聞いて、洗濯屋に変装して服を受け取ったりです。いずれも失敗します。結局、ジョニーの彼女(メラニー)を誘拐して、テープを持ってこさせることにしましたが、彼女もチープなアクションを披露し、アジトを脱出します。そこに偶然、車で通りかかった女に逃走を助けてもらったのですが、その女は中国マフィアでした。中国マフィアもカセットテープの行方を追っており、今度は中国マフィアが、ジョニーたちに、メラニーの身柄と引き換えにカセットテープを持ってくるよう要求します。カセットテープを持ち、待ち合わせの場所にいくと、日本のヤクザたちも、その場をかぎつけており、フィリピン人、日本ヤクザ、中国マフィアで、大乱闘になりました。結局、カセットテープは奪われたものの、メラニーを救出することはできました。

(大して重要なストーリーではありませんが、少しネタバレです)しかし、そのカセットは偽物でした。ジョニーは偽物のテープを渡していたのです。ジョニーたちはカセットテープを調べるのですが、少しの音程が入っているだけで、あとは空っぽ(ブランク)です。ここが、私も理解できなかったのですが、空っぽ(ブランク)のテープだから、ブランク司祭に聞きに行こうとということになり、修道院があるバギオを目指します。しかし、偶然なのか、そこでヤクザたちに遭遇します。彼らに見つかってはやっかいだということで、一同は偽の司祭、修道女に変装して、修道院に潜入します。

(一応ネタバレです)しかし、その修道院も偽物で、実は日本のヤクザの支配下にあり、フィリピンを征服しようとする出先機関だったのです。小野田は、フィリピン人を薬物で依存させ、支配するために、テープ(←ここが謎)を持ち込もうとしていたことがわかります。修道院には、特定の音階を奏でなければ動かないエレベーターがあり、その音階こそがテープに録音されていたものでした。ジョニーは、音階を覚えていたので、テープは必要ありませんでした。しかし、ヤクザ直轄の組織ならば、この音階を秘密裏に持ち込む必要はないのでは・・・? 中国マフィア側が欲しがるのはわかりますが・・・。このあたりからは、最後までロックミュージカルです。フィリピン支部の親分がメインボーカルを務め、中国マフィア、修道女たちがコーラスを務めます。無駄に、良い曲でした。

言うまでもないことですが、出てくる日本人役を演じるのは、フィリピン人で、どこから見ても日本人には見えません。また、ところどころ、片言の日本語を喋ります。しかし、その日本語誰に行っているの? 相手はタガログ語か、英語で返事をしています。最後のチャンバラは、それなりに頑張っていました。

「Kakabakaba Ka Ba?」の作品情報

オリジナルタイトル:Kakabakaba Ka Ba?

公開年 1980年

監督 Mike De Leon

主なキャスト Christopher De Leon

Charo Santos-Concio

Boboy Garrovillo

視聴可能メディア Youtube(英語字幕のみ)

「Kakabakaba Ka Ba?」の本編映像

英語字幕しかありませんし、本編をすべて見る必要はないと思いますが、1時間32分あたりからミュージカルが始まりますので、そこだけでも見ると良いかもしれません。1時間22分あたりから、始まる偽修道女の歌とダンスもいいです。

タイトルとURLをコピーしました