８月２１日は、元マルコス大統領の父フェルディナンド・マルコス大統領の政敵、ニノイ・アキノ前上院議員が殺害された日です。この日は、フィリピンでは国民の祝日となっています。この暗殺がピープル革命につながり、前マルコス大統領の退陣から亡命へと繋がったというマルコス一家としては、屈辱の記念日なわけです。しかし、元大統領としてはコメントをしないわけにはいかず、割と無難な声明を発表しましたが、それに対するフィリピン人の反応をご紹介します。いつものように、まずはニュースの概要を紹介します。
マニラ（更新）―フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は木曜日、現職大統領の父の強硬な政敵であった元上院議員ベニグノ・「ニノイ」・アキノ・ジュニア氏の命日であるニノイ・アキノ・デーを記念する声明を発表しました。
「ニノイ・アキノ・デーの記念行事は、世代を超えて国民の記憶に響き続ける、我が国の共通の物語の一章に光を当てるものです。時の経過により、この国はこの出来事をより明確に、そしてより深い視点で捉えることができるようになりました。歴史は反応よりも反省を促し、その反省から国民の義務に対するより明確な理解が生まれます」とマルコス・ジュニア大統領は声明で述べました。
マルコス・シニア大統領の最も声高な批判者の一人であったアキノ氏は、1983年8月21日、フィリピンへの帰国途中、後に彼の名が付けられることになるマニラ国際空港の滑走路で射殺されました。
彼の暗殺は一連のデモを引き起こし、1986年2月25日のエドサ人民力革命で頂点に達し、妻のコリー氏が大統領に就任するきっかけとなりました。
「こうした出来事によって形成された政治的伝統の中で育った者として、歴史は最終的な判断よりも継続的な教訓を与えることを理解するようになりました。歴史は、私たちがどのように奉仕し、どのように耳を傾け、そしてより大きな目的を持って前進する職務の重荷をどのように担うかを研ぎ澄ましてくれるのです」と大統領は述べました。
マルコス・ジュニア大統領は、この記念日が「違いを超えた完全性、和解、そして尊厳を追求するリーダーシップを支持する」ことを改めて認識させるものだと強調しました。
「したがって、この日は、冷静さ、良心、そして先見性を持って統治することへの招待となる…この日を称えることで、共和国は完全性と和解を追求するリーダーシップを支持する用意があることを示している」とマルコス・ジュニア大統領は述べました。
「この記念日を通して、私たちは国家運営を前進させる。それは、争いよりも平和を選び、違いを超えた尊厳を選ぶという不変の使命によって形作られ、規律正しく、着実なものである」と彼は付け加えました。
ニノイ・アキノ記念日の記念行事は、2007年に当時の大統領グロリア・マカパガル＝アロヨによって署名され、法律として成立した共和国法第9492号によって義務付けられています。
元上院議員の命日である「ニノイ・アキノ記念日」は、全国的に祝日として祝日となります。
フィリピン人の反応
チャンスを与えてもいいでしょう。そもそも神は人類に、許し、癒し、そして和解を望んでいるのではないでしょうか？マルコス大統領はアキノ大統領暗殺とは全く関係ありません。私たちは互いへの憎しみの連鎖を終わらせ、共に勝利しなければなりません。
もしそうなら、あなたは大統領にはなれないでしょう。
ニノイが残した良い教訓は、あなたたちマルコスがマラカニアン宮殿から追放されたことです。それは歴史の中で決して忘れられません。だから目を覚ましてください。また反乱を起こすかもしれません。また隠蔽されるでしょう。
大統領、ありがとうございます。あなたの「一致」という概念はまさに本物です。心から尊敬します。
過去の傷跡や汚れは決して消えることはない。それは何世代にもわたって残る唯一のものだ。マルコス君が、批判にもかかわらず父親を連れてきてくれたことに心から感謝している人物は、あなたが破壊した人物と同じだ。これらの傷跡もまた、永遠に残るのだ。
「もちろん、防弾チョッキを着ているので必要な予防措置は講じています…でも、もし頭を撃たれたら、私はもう終わりです…そして、あなたと私はもう二度と話せなくなるかもしれませんよ…」これは、1983年8月21日の運命の日、ニノイ・アキノ大統領が飛行機から連れ出され、滑走路に倒れる直前に述べた言葉です。私たちは「決して忘れない」と言い続けましたが、また同じことになってしまいました…😢😡✊
これはマルコス大統領が過去の教訓を学んだことを証明しています。二度と同じ過ちを犯さないように。大統領に敬意を表します。
あなたは死ぬでしょう。あなたは英雄ではありません。あなたは悪魔です。あなたの態度は私たちの元大統領ドゥテルテを投獄しました。
どういうことですか？フィリピン人は教訓を全く学んでいません。あなたがその証拠です。
歴史の教訓は繰り返されるかもしれない？彼の政権下で大規模な汚職が続いたら？
感謝します。許しも再考します。あなたは決して悪い人ではありません。大統領さん、好きになってきました。
有力な政治王朝は、より良いフィリピンのために協力しなければならない。さもなければ、ASEANで最も貧しい国になってしまうだろう。
結局のところ、彼はまだ若く、イメルダとファビアン・ヴェルの活動をまだ知らなかったのです！
BBM（マルコス大統領）の妻ディラウ・ナ・ディラウは洗脳されており、リサ・アラネタの妻が実際には大統領であり、BBMは彼女の操り人形である。
歴史: マルコスを追い出す?😁
もう誰もあなたを信じないよ😆
あなたの家族は何をしましたか？
あなたの母親イメルダはニノイの死の責任を負わされています。グレッチェンが闘鶏ギャンブラーの行方不明の責任を負わされているのと同じです。フィリピンでは、そのような非難は決して消えることはありません。
そうです。忘れてはなりません。マルコス政権の腐敗を暴露したニノイ・アキノの勇気。
それはあなたがこれまでした中で最も素晴らしい行為です！
マルコスは自分が何を言っているのか分かっていない。
マゼランを殺したのは誰？ニノイを殺したのは誰？ハハハ
歴史は繰り返す！ なんて腐敗なんだ。我が国がいつまでも貧しいのも無理はない。
まとめ
ニノイ・アキノの日とエドサ記念日は、マルコス一家としては１年で最も居心地の悪い日なので、これくらいの皮肉を言われるのはしょうがないでしょう。フィリピン人は、マルコス・ジュニアが、また父親のように独裁者になってしまうということは、あまり心配していないようです。むしろ、何かあったら、また追い出すぞ、という自信に満ちていることがわかりました。
