マニラで若い女性がさらわれる事件が多発する「悪魔の晩餐」

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本作もFilmarksでフィリピン・アメリカ合作映画とされていたので、TSUTAYA DISCASでレンタルして見たのですが、あまりフィリピン要素は多くありませんでした。フィリピン人はモブでたくさん出演はしているものの、フィリピンならではの要素は全くなく、フィリピン映画には分類する必要はなさそうです。しかし、いちおう見たのでレビューは書きます。

1974年の映画にしては、設定がしっかりしており、その点は良かったです。若い女性をさらって、生き血をすすり若さを維持する秘薬としている宗教集団が山奥にあります。主人公らは、さらわれたのち、秘薬の秘密を知り、脱出を試みるというストーリーです。教団関係者は、生き血をすすって若くいられるのは、呪文をほどこされた範囲に限られており、そこを超えてしまうと教団関係者は元の年齢に戻って息絶えてしまいます。そうした限界設定をすることで、観客にスリルを与えるところが、古い映画にしてはちゃんとしているなと思いました。

(Photo cited from Full Moon Features)

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「悪魔の晩餐」のストーリー

夜な夜なマニラで若い白人女性がさらわれる事件が続いています。ラジオでは、香港の誘拐組織によるものではないかと解説されています。バーで水着姿で踊っていた女(クレア)は、控室でラジオを聴きながら「香港に売られるのも悪くないわね。私もさらわれてみたいわ」とジョークをを言っていると、さっそくさらわれます。また、別の女が(ローラ)が恋人と語り合うシーンとなり、恋人との少しの別れを楽しんでいたあと、三角頭巾のカルト集団の男たちにさらわれます。ローラとクレアは、三角頭巾の男たちと共に下水道を抜け、ジャングルの川を抜けて、山岳地帯にたどり着きます。そこで、他の2人の女(アンとアジア女性)と合流し、さらに山道を抜けて教団施設にまで連れて来られます。クレアだけが、バーでの仕事に嫌気がさしていたのか、陽気に振舞っています。

教団は、多数のアジア人女性が共同生活しています。男も少数いますが、クレアのセリフにより、去勢されていることがわかります。教団では、テーブルの上に安置されている生首がおそらく教祖なのでしょう、その首の予言により、ローラが次の指導者であると考えられています。そして、ローラだけが、他の連れ去られた女たちと別の扱いを受けます。

教団の儀式が始まります。そこでは、連れ去られた女たちは首に傷をつけられ血を少量採取されます。傷は、教団が持つ謎の葉っぱを当てることで消えてしまいます。そして、教団関係者は、その血を飲むことで若さを保っているというのです。ローラは、新しい指導者として、その血を飲むよう促されますが、拒否しました。すると、ローラは老婆たちを閉じ込めている部屋に一緒にいれられてしまいます。その老婆は、血を抜き取られ続けた女たちの成れの果てでした。教団はローラに、このようになりたくないならば、血を飲めと迫ります。それでも血を飲むことを拒むローラに対して、教団の幹部の男(バルー)が好意を持つこととなり、バルーは4人を逃すことを手伝います。他のさらわれた女たちはいいのか?とも思いましたが・・・。しかし、クレアは若さが得られるならばいいじゃないかと教団に残ることを主張します。自分は現時点では血を抜かれる側なのに、自分は美しいので教団関係者になれると、謎の自信です。しかし、脱出するために老婆を逃がして起こされた混乱に巻き込まれて死んでしまいました。

そこからは3人の女とバルーの脱出劇です。教団関係者は、結界の印の外に出ると急速に老いて死んでしまうことを知っています。だからバルーが裏切るとは考えていなかったのです。教団は追手を差し向けますが、3人は結界の外にまで脱出することに成功しました。そこから外は、去勢された男たちだけが行動することができます。バルーは老化して死んでしまったあとは、3人の女と去勢された男の追いかけっこです。幸いにも車が通る道にまで逃げ切ることができて、3人は事なきを得ました。その後、政府による教団の捜索もありましたが、中途半端に終わり、教団は生きながらえることができました。そこでエンドロールです。

全体的に悪くはないのですが、わざわざ見る価値があるかというと微妙です。ジャングルが舞台で、若い女性がさらわれているという設定なので、たくさん若い女性が水着に近い格好で過ごしています。いかにも、セクシーシーンがありそうですが、意外にもありません。また、メインの4人の女性ですが。アンだけが美しいと言える女性で、主役のローラはおばさんなのが残念なところです。ローラを演じた女優だけが、ちゃんとした女優としてのキャリアを持つ女優だったからのキャスティングなのでしょうが、公開から50年も経過した現在だと、その時代の女優さんに関する知識もなく、単純に美しい女優さんたちをそろえて欲しかったと思ってしまいます。

「悪魔の晩餐」の作品情報

オリジナルタイトル:The Thirsty Dead

公開年 1974年

監督 Terry Becker

主なキャスト Jennifer Billingsley

John Considine

Fredricka Meyers

視聴可能メディア TSUTAYA DISCAS(日本語字幕)、Youtube(字幕なし)

「悪魔の晩餐」のトレイラー

古すぎるからかトレイラーは見つかりませんでしたが、全編がYoutubeで無料公開されていました。

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