アメリカ軍捕虜奪還のために忍者がベトナムに潜入「Ultimax Force/戦場のニンジャ軍団」

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たまには、こんな気楽に見れるおバカ映画も良いでしょう。Youtubeで見ることができる映画としては、異例なことに日本語字幕がついています。昔の字幕はフィルムに焼き付ける方法だったのでしょうか? 日本語字幕がついたフィルムをYoutubeにアップしたものと思われます。内容はというと、ベトナム戦争終結後、まだベトナムで捕らわれているアメリカ兵がいるとの情報がもたらされ、精鋭の忍者軍団が招集され、捕虜奪還のためにベトナムに潜入するというお話です。銃器使いまくりで、忍者である必要あるの?というシーンも多いですが、夜陰に紛れて忍び寄る忍者らしいシーンもなくはありません。しかし、顔は覆面でズボンが迷彩服なので、中東のテロリストみたいに見えますが・・・。

(Photo cited from IMDb)

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「Ultimax Force/戦場のニンジャ軍団」のストーリー

どこかの諜報機関から、ベトナム戦争終結後もアメリカ兵が捕虜としてベトナムに捕らわれているという情報がもたらされます。そのため、4人の忍者が招集されます。召集の方法が良くて、彼らがバカンスを楽しんでいるところに、メッセージが書かれた手裏剣が投げ込まれます。この召集のされ方、どこかで見たような気がするのですが、何でしたっけ?

彼らを呼び出したのは、なぜかわかりませんが仏教の僧侶たちでした。僧侶たちは、これから選考試験を行う、選考をパスしたものだけが崇高なミッションに参加できると言われます。その後、訓練と言う名目で忍者アクションが披露され、最初に登場した4人が選ばれます。1人がリーダー格、1人が無関係な人も殺す冷酷漢、あと2人はキャラが立っておらずわかりません。そもそも覆面をしているシーンがほとんどなので、誰が誰やらわかりません。

再び、(僧侶がいたのに)神社に招集され、マスターからミッションの詳細が伝えられます。神社の柱には「柔道」「空手道」「功夫」という漢字が書かれていました。

4人は、傭兵会社に現地への往復移動と、銃器の調達を依頼します。その後、ラオスに到着し、現地の受け入れ組織に合流したのですが、彼らはベトナムと通じていました。やむなく、自分たちでメコン川を渡り、徒歩で捕虜が捕らわれている基地を目指します。

そこからはずっと戦闘シーンです。昼は機関銃で敵を蹴散らし、夜は少し忍者らしいアクションシーンがあります。そんなことを繰り返し、捕虜が捕らわれている基地に到着するころに、ベトナムは捕虜が重荷になったので機関銃で全員射殺してしまいました。これで、4人がミッションをコンプリートする可能性がなくなりました。どうやって、決着をつけるのかと思いましたが、結局銃撃戦が続くだけでした。ベトナム側は、迫撃砲で忍者軍団が潜んでいるエリアを壊滅させます。ベトナムの指揮官が現地を確認に行ったところ、忍者たちは地面に穴を掘った穴から飛び出してきました。忍者たちは、ベトナム部隊を蹴散らします。そして、捕虜が捕らわれていた穴を覗いたところ、全員が死んでいるのを知り、その穴に手りゅう弾を投げて爆発。そこでエンディングです。

ほとんどが銃撃戦と、夜になると忍び寄って暗殺、情報収集というシーンの繰り返しです。途中でベトナム人とアメリカ人のハーフという設定の美女が合流しましたが、そんなに活躍することも、ドラマが生まれることもありませんでした。

「Ultimax Force/戦場のニンジャ軍団」の監督情報

本作品の監督をつとめたWilly Milanさんは、フィリピン生まれのフィリピン人です。この時代のフィリピン人映画監督は、アメリカのための映画を撮っていますね。本作も撮影はフィリピンで行われています。たくさん出てきたベトナム兵はフィリピン人でしょう。代表作は「Bago Kumalat ang Kamandag(毒が広がるまえに), 1983年」だそうです。この時代の監督さんの作品は、アメリカと合同で撮ったもの以外は残っていないものが多く、この代表作もほとんど情報がありませんでした。

「Ultimax Force/戦場のニンジャ軍団」の作品情報

オリジナルタイトル:Ultimax Force

公開年 1987年

監督 Willy Milan

主なキャスト Arnold Nicholas

Jeremy Ladd

Patrick Scott

視聴可能メディア Youtube(日本語字幕

「Ultimax Force/戦場のニンジャ軍団」のトレイラー

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