インディ映画監督が、自分の経験を元に恋愛映画を撮る「Last Fool Show」

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よくできた恋愛映画作品です。インディ映画界では、それなりに売れた美人映画監督が、会社の意向で恋愛映画を撮ることになりました。そこで、過去の自分の苦い思い出を作品にしたところ、製作側の都合で脚本が変わったり、元カレがあらわれて、自分の人生も映画作品も、ハッピーエンドに向かっていくというお話です。さらに、本作の見どころは、主役の女優さんの美しさです。彼女の美貌と、ちょっと三枚目の喋り方、演技だけでも十分見る価値があると思います。

(Photo cited from IMDb)

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「Last Fool Show」のストーリー

主人公の美人映画監督(メイサ)が、会社で新しい作品のコンセプトを説明するシーンから始まります。しかし、会社の偉い人の反応は芳しくありません。ドキュメンタリー風の作品で、すでに賞も受賞していることから、今度はもっと売れる映画、つまり恋愛映画を作って欲しいと依頼されます。サラリーマン監督である、メイサは会社の決定に従うしかありません。

さて、恋愛映画の脚本を書こうとするのですが、何のアイデアも浮かびません。〆切も迫って来たことから、過去の自分の苦い恋愛経験を元に脚本を書いたところ、社内での評判も良く、撮影スタートとなりました。そして、本作のほとんどが、この苦い恋愛経験を振り替えるシーンです。

過去の恋愛の苦い思い出とは、恋人の男が浮気していることが発覚し、恋人を隠れて付け回していたところ、同じように誰かを付け回す男(パウロ)と頻繁に遭遇します。そして、パウロが付け回している女こそ、メイサの恋人の浮気相手だったのです。恋人の浮気現場をおさえた、2人は現場に乗り込み修羅場となるというお話でした。

ところが、会社の偉い人からダメ出しがはいります。こんなにすぐに修羅場になるのでは面白くないので、もっと膨らますようにと指示が入ります。そこで、修正したシナリオが実際に起こったことだったようです。メイサとパウロは、共同戦線を張ることになりました。そして、彼らの恋人が、ボラカイ島でプロポーズするという情報を得て、その決定的な場に乗り込んで、2人の関係をぶち壊すことにしたのです。早めに、ボラカイ島に乗り込んだ2人は、ビーチで楽しんだり、セクシーなシーンもあります。2人の関係もちょっと良い感じです。

そんなこんなで、2人でボラカイ島をエンジョイしているところ、不用意に恋人たちに出会ってしまいます。パウロは、恋人から「あなた、こんなところで何をしているの?その女は誰?」と、むしろ、自分が浮気しているような状況になったので、パウロとメイサで、自分たちが恋人の浮気現場をおさえにきたのだと主張すると、女は開きなおります。また、駆け付けたメイサの恋人も、「お前とはもう終わっている」と冷たく突き放します。どうやら、メイサとパウロは、別れた恋人に執着していたことがわかります。決定的にフラれてしまった2人は、すっかり打ちのめされます。元恋人たちが、ビーチでプロポーズするのを恨めしそうに見ることしかできません。

しかし、メイサとパウロのあいだは、何となく良い感じになり、ボラカイを去るというタイミングで、パウロがメイサに告白します。しかし、メイサは、「まだ失恋したばかりだから・・」とやんわり断って、映画はラストシーンを迎えます。しかし、これに反対したのは、またしても会社の偉い人でした。お客さんは、ハッピーエンドを見たがっているいうのです。これには、メイサも簡単に応じられません。「これは、私の経験をベースにしているので・・・」と言って、その場をあとにします。

(ネタバレ)結局、メイサがラストを書き替えたのかは、明らかにされませんが、メイサが作中で明らかにしたがらなかった後日譚が明らかになります。実際は、その後2人は付き合うことになったのです。その頃、映画監督として、パッとしなかったメイサは、付き合っているパウロと一緒にアメリカに行くことを決断します。パウロは、自分のために夢をあきらめるメイサを見て、アメリカには1人だけで行くことを勝手に決めてしまいます。このことが機に、2人はお別れし、メイサは賞を取るほどの映画監督になったのでした。

さて、この映画が公開されたところ、パウロが映画を見て、自分たちの話だということに気づき、メイサに会いに来ます。メイサは、彼を拒絶しますが、熱心に自分のもとに通い続けるパウロとついにほだされ、会うことになりました。「自分はダメな役者だからテイク2をもらえないか?」というパウロに対して、メイサは「テイク3はあげないからね」と答えます。最後は、再びインディーらしい作品を撮っているメイサが、撮影を終えて、パウロと仲睦まじく帰宅するシーンでエンディングです。

会社の偉い人にダメ出しされるたびに、メイサが語りたくなかった真実が明らかになるという構成が、少しわかりずらくはありましたが、面白かったですね。また、多くのシーンがボラカイ島で繰り広げられるため、主人公の美貌とスタイルの良さが際立ちました。脚本だけでなく、ファンサービスという点でも良くできた作品だったと思います。

「Last Fool Show」の監督、出演者情報

本作で注目すべきは、主人公を演じた女優のArci Muñozさんでしょう。彼女は、その美貌とスタイルの良さの割には、出演作品は多くなく、良い役に当たることも少ない女優さんです。というのも、彼女はロックバンドのボーカル、映画のプロデューサーをつとめ、映画製作や美容関連の会社も経営する、多彩な肩書を持つ女性なのです。近年は、再び女優業にも力を入れているそうなので、また彼女の姿をスクリーンで見ることが増えそうです。

「Last Fool Show」の作品情報

オリジナルタイトル:Last Fool Show

公開年 2019年

監督 Eduardo W. Roy Jr.(普通の家族)(イグナおばあちゃんは118歳)

主なキャスト Arci Muñoz(Extra Service)

JM De Guzman(Guilty Pleasure)(That Thing Called Tadhana)(What If?)(Lasting Moments)(Tandem)

視聴可能メディア Youtube(英語字幕)

「Last Fool Show」のトレイラー

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