知らないあいだに結婚していた!「Can’t Help Falling in Love」

スポンサーリンク

本作は、フィリピン映画の歴代セールスで30位に入る、名作として知られる映画の1つです。とは言え、恋愛映画を好んで見ない私は、ずっと後回しにしていました。今回、見てみたところ、やっぱり名作と言われるだけのことはあるなと思いました。本作の内容は、ずっと付き合っていた恋人と、いよいよ結婚することになった女が、1年前のパーティに時で酔っ払ったときに勢いで結婚していたことを知り、結婚を無効化するために奔走するというラブコメです。脚本も良くできており、ヒロインは歴代ヒット作の主演をつとめた人気女優、男の主役が藤原竜也似のイケメンというキャスト面でも豪華な作品です。

(Photo cited from IMDb)

スポンサーリンク

「Can’t Help Falling in Love」のストーリー

市長のパーティのシーンから始まります。そこで、主役の2人が出会います。女(ガビ)は、金融課何かの手堅い仕事をしているようで、男(ドス)はダイビングのインストラクターや、エンタメ系の動画配信者をしています。2人は、その夜すっかり酔っ払って打ち解けました。

それから1年が経過し、ガビが6年付き合った男からプロポーズを受けます。彼は弁護してあり、真面目な男なので、ガビの母親は大喜びです。自分はしょうもない男に捕まったと思っており、娘の結婚には大乗り気です。あまりに乗り気で、家族がみんな動画を撮影しながら、ガビの返事を待っているので、ガビはプロポーズを受けるしかありません。ガビは、彼の堅苦しさに何となく息苦しさを感じていたのです。

とは言え、結婚が決まれば、それに向けて着々と準備を進めていたのですが、ある日、自分が結婚していることを知りました。どうやら、日付を辿っていくと、市長のパーティの日に入籍したことになっており、自分が酔っ払って何かしたらしいことが発覚します。慌てて、パーティ関係者を辿り、自分がドスという男と結婚していることを知りました。

さっそくドスの元におもむき、結婚は酔っ払って行ったもので、無効であるという手続きをしようとするのですが、結婚の証人となっているのが市長と、その秘書で、市長は既に亡くなっており、その秘書もアイスランドに転居しており、連絡が取れないことが判明します。

ドスは、最初こそ協力的ですが、だんだん面倒になってきます。ドスは、自分は結婚する予定がないので、困っていないのです。そんなドスをなだめながら、ガビは結婚無効化のための手立てを考えます。次に考えたのは、夫がインポテンツだった、妻がレズだったというストーリーで証拠を捏造しようとするのですが、ことごとく失敗します。ドスは、そもそも真正面から結婚無効訴訟を起こせばいいじゃないかとガビに促します。ガビーが、正攻法を嫌ったのは、婚約者が弁護士だったからです。そんなことをすると、婚約者に知られることは避けられず、完ぺき主義の婚約者に何を言われるかわかりません。ガビは、婚約者と結婚したいのではなく、婚約者に見下されたくないという気持ちであることに、自分自身も気づいてきます。ドス自身も、ガビと一緒に時間を過ごすうちに、ガビに惹かれていき、「もう、そんな結婚はしなくていいんじゃないか」と口にするまでになります。2人とも、今の自分たちが自分に正直ではなく、1年前の酔っ払った自分たちが自分に正直だったのではないかと思い始めます。

(ネタバレ)そんな2人ですが、市長の秘書が帰国していたことを、ドスがガビに伝え損ねたことから、再び関係が壊れてしまいます。しかし、その直後にドスが倒れ、ドスが病気であったことが発覚します。ドスは、(おそらく)もやもや病で、脳に血栓が飛ぶため、時々意識を失うのです。手術を勧められているのですが、命の危険がある手術なので、手術を拒み、人生を短く太くエンジョイする、彼のライフスタイルになっていたのです。

しかし、ドスはガビと一緒に生きるという目標ができたため、今回は手術を受けることを決意します。一方、ガビも婚約者にすべての顛末を告白します。当然、婚約者は大激怒ですが、そんな自分を非難する婚約者に、ガビは自分が婚約者のために理想的な彼女を演じていたことを改めて自覚し、結婚の話を破棄しました。

ガビは、手術前のドスの元にかけつけ、ガビの方からドスにプロポーズします。手術の結果は、当然成功で、最後は2人の結婚式のシーンです。キスシーンののち、2人がハネムーンに出かけるところでエンディングです。

そもそも、不意打ちでプロポーズされて、結婚に乗り気でなかったガビが、自分が結婚していることを知り、何とか結婚を無効化するためにあらゆる手段を講じるも、やがて、そもそも自分がこの結婚に執着している理由が、相手を思いやるような愛ではないことに気づくという構成が見事でした。男も、最初からチャラチャラした感じであらわれますが、危険な手術をしなければ、いつ死んでしまうかわからない病気のためだとわかると、一気に理解できるように思います。そして、2人が「明日を一緒に行きたいか?」という問いに、至るという構成も見事でした。恋愛映画が好きではない私でも、これくらい脚本が良ければ満足です。

「Can’t Help Falling in Love」の監督、出演者情報

本作の監督を務めたMae Cruz-Alviarさんは、フィリピンでは2番目のヒットメーカーの監督さんと言えるでしょう。彼女の代表作「Rewind」は、フィリピンの歴代共興収入2位です。ラブロマンス専門の監督と言ってよく、やっぱり上手いですね。微妙な恋心を描く、芸術的な作品ではなく、良くできた脚本で、恋愛の真実を少し描き、大半は上質なコメディにすることが上手い監督さんです。No.1ヒットメーカーのCathy Garcia-Sampana (Molina)さんと似たような作風です。主演女優のKathryn Bernardoさんは、ヒット作の多くに出演している人気女優さんです。最近は、出演作が1年に1~2本と少ないのは、プライベートを重視しているのでしょうか? 藤原竜也似のDaniel Padillaさんもイケメン俳優として、本作公開時には多くの作品に出演していましたが、最近はビジネスに傾倒しているらしく、俳優としての出演作はほとんどなくなっています。

「Can’t Help Falling in Love」の作品情報

オリジナルタイトル Can’t Help Falling in Love

公開年 2017年

監督 Mae Cruz-Alviar(Love or Money)(Unbreakable)(Rewind)(Love You So Bad

主なキャスト Kathryn Bernardo(The Hows of Us)(ハロー、ラブ、アゲイン) (出会いと別れと、その間のすべて)(A Very Good Girl)(Three Words to Forever

Daniel Padilla(たとえ嵐が来ないとしても)(The Hows of Us

視聴可能メディア Youtube(英語字幕)

「Can’t Help Falling in Love」のトレイラー

タイトルとURLをコピーしました