ギャラ呑み女子と金持ちおじさんのお話「Sid & Aya: Not a Love Story」

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東京に来て、やってみたいけど、まだやれてないこととして、ギャラ呑み女子とご飯を食べに行くことです。飲み屋に行くのと値段も変わらないみたいなのですが、心理的ハードルが高いですね。本作は、ギャラのみ女子と裕福なおじさんが出会い、恋人風の関係になったと思うと、ギクシャクし、またギャラのみ女子とおじさんの関係に戻ったりと、揺れ動く2人の関係を描くものです。実際、飲み屋でお気に入りの女性と、こんな関係を長年続けているおじさんもいそうですね。ただ、本作のように、仕事で激しい競争にさらされているとは言え、金銭的に余裕のあるおじさんが、こんなに孤独で癒しをもとめているかな?とは思いました。上手く説明できませんが、ギャラ呑み女子を求める金持ちおじさんの心理は、こういうのではないんじゃないかな?とは思いました。

(Photo cited from IMDb)

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「Sid & Aya: Not a Love Story」のストーリー

外資系の企業で株のトレーダーとして働くイケメン中年男性(シド)が主人公です。外国人の上司に常にプレッシャーをかけられており、疲弊している様子が描かれます。また、そんなに美人ではないが、グラマーな彼女のような女がおり、セックスします。しかし、最初のシーンにしか登場しないので、単にセフレの関係なのでしょうか?

そんなある日、シドはタバコ休憩したときに、若い女性(アヤ)と知り合います。彼女のさばけた態度に好感を持ったシドは、アヤにギャラ呑みを依頼します。当初、アヤは「ハッピーじゃない人と喋っても楽しくない」と断るのですが、1時間1000ペソという金額を提示され、お金が必要なアヤは承諾することとなりました。

時々、一緒に夕食を取りながらアヤとお喋りすることで、シドはリラックスできるようになり、次第にアヤの姿を追うようになります。というのは、アヤはレストランや、クリーニング屋、児童劇団の役者などあらゆる仕事をしており、シドには非常に魅力的に映ったのです。シドが、アヤに執着するようになると、アヤは「要は私とやりたいだけだろ」と言って拒否感を示し、時給が1500ペソに上がりました。彼女が、お金を必要としているのは、日本のフィリピンパブで働く母親に会いに行くためでした。アヤ自身も、母のようにフィリピンパブで働きたいと考えています。

2人の関係は、遊園地でデートするなど恋人のようになり、ついにシドは自宅へとアヤを誘います。そして、朝まで一緒にいてくれたら1万ペソを追加で払うと約束します。そして、2人はついに身体の関係を持つことになりました。しかし、その後2人の関係はギクシャクします。お金の力で関係を持ったことを後悔し、謝罪するのですが、アヤは「自分も子供じゃない。わかってやったことだ」と、つれない反応です。

そうこうするうちに、貯めたお金を持って、アヤは日本に旅立ってしまいました。そうなると、どうにもじっとしておられず、イラつくシドは飲み会で喧嘩をしてしまうなど落ち着きません。そして、シドはアヤを追って日本に飛びます。当然ですが、日本で再会したアヤは、追ってきたシドに対して拒否感を示しますが、徐々に親密な関係を取り戻します。ちなみに、アヤの母は日本人と結婚していました。この男が長髪の指揮者のような雰囲気の男で、とてもフィリピンパブの女性と結婚するようなタイプに見えないのがつっこみどころです。母はもう働いていないようで、家庭におさまっています。アヤは、六本木のショーパブみたいなところで働いているシーンがありました。

(ネタバレ)アヤを取り戻したいシドは、時間と場所を指定して、自分と付き合うつもりならば、そこに来て欲しいとアヤに頼みます。アヤはどうしようか悩む素振りを見せます。当日、シドは指輪を持って、指定した場所で待つのですが、アヤは現れませんでした。そして、シドは街を歩いてアヤを探すと、アヤは窓際のカフェで考え事をしていました。シドはアヤの前の席に座り、お喋りを始めます。アヤは、そんなシドを受け入れ、穏やかに会話を楽しみます。そして、エンディングです。

お互いに、この関係が良かったのだろうなというエンディングでした。タイトルどおり、ラブストーリーではないところが良かったです。それでいて、自分も中年男性ですから、アヤに執着して先走った行動をしてしまう気持ちもわからないではありません。とは言え、本気で一緒になりたかったかというと、シドも自信がなかったでしょう。その気持ちもわかるような気がします。なかなか余韻のある良い作品でした。

「Sid & Aya: Not a Love Story」の監督、出演者情報

本作の監督をつとめたIrene Villamorさんは、独特のしっとりした大人の作品を撮る女性映画監督さんです。この監督さんはかなりいいですね。もっと作品を見て行こうと思います。主人公の中年男性を演じたダンテスさんは、若いころは脳筋な役を演じていましたが、大人の男を演じる役者に脱皮した俳優さんです。魅力的な女性を演じたAnne Curtisさんは、「バイバスト」で見せたアクションシーンが印象に残っている女優さんです。

「Sid & Aya: Not a Love Story」の作品情報

オリジナルタイトル:Sid & Aya: Not a Love Story

公開年 2018年

監督 Irene Villamor(Ulan)(Only We Know

主なキャスト Dingdong Dantes(トランスバトラー)(バトル・オブ・モンスターズ)(One More Try)(Rewind)(ファンタスティカ)(A Hard Day)(Seven Sundays)(Only We Know

Anne Curtis(オーロラ 消えた難破船)(バイバスト)(Bakit lahat ng gwapo may boyfriend?!

視聴可能メディア Youtube(英語字幕)

「Sid & Aya: Not a Love Story」のトレイラー

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