E-Sportsを主題にしたフィリピン映画「GG(Good Game)」

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東南アジアではE-Sportsが盛んで、フィリピンでも非常に盛んです。しかし、E-Sportsを題材とした映画を見たのは初めてです。フィリピンでは配信者を主題にした映画がたくさんあるのに比べると、今までなかったのが不思議なくらいですね。しかも、ストーリも熱いです。最初はチームワークが悪く敗退するも、後に仲間とのあいだに友情が芽生え、皆で1つの目標に向かって努力し、勝利を得るという週刊ジャンプ漫画的な王道ストーリーでした。ただし、日本人ならば絶対入れないだろうという家族愛のドラマを、映画の最後に入れてきてびっくりさせられます。フィリピン人も、何でも家族愛の物語に仕立てるフィリピン映画に満足しているのでしょうか? そんなものだと普通に受け入れているのでしょうか? 余談ですが、エンディングの音楽がMIDI音源ぽい感じで、なかなか良い感じでした。

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「GG(Good Game)」のストーリー

主人公のセスは、裕福な家庭に育ち、有名高校に通う高校生です。彼は祖母に育てられたのですが、祖母が亡くなったことから、実の母と一緒に住むことになりました。しかも、母は大金持ちと再婚しており、セスは不本意にも不自由な生活を強いられます。というのも、当たり前のように、最高の大学に行くことを期待され、家族みんなで一緒に食事を取らなければならず、しかも健康と環境負荷を考慮してベジタリアン食を食べなければなりません。当然、ゲームに熱中しており、近々大会に出場することなど言えるはずもありません。

ちょうどその頃、セスは大会に出るためにチームに勧誘されていました。フィリピン大会で優勝すると500万ペソの賞金が得られるとのことで、一同盛り上がっています。そして、大会2回戦で強豪チームに当たるのですが、急造チームのコンビネーションの悪さが露呈して、おしくも敗退してしまいます。セスは、その時ミスをしたチームメイトを激しく非難。チームメイトは怒ってやめてしまいました。その後も、セスとチームメイトのあいだには、たびたび口論が起こるのですが、その度にコーチが場をなだめて何とかチーム崩壊は逃れていました。

コーチは新メンバーを探すのですが、抜けたメンバーが悪口をSNSにあげて拡散していたのでメンバーが見つかりません。そこで、コーチは自分が若かったころにゲーム業界で有名だった古株ゲーマー、アイスボックスを連れてきます。なんと、アイスボックスは仮面をつけてフードを被った招待不明のゲーマーでした。セスは、アイスボックスの力量を1on1で試すのですが、アイスボックスはあっさり負けます。どうやらブランクが大きかったようです。当然、メンバー加入は見送られました。その後も、メンバーが見つからず、次の大会に出場できるのかが危なくなってきました。そんなとき、もう1度アイスボックスが名乗り出ました。そして、錆を落とした腕を認められたアイスボックスは、チームに加入しました。

チームメンバーとしばしば衝突するセスは、アイスボックスに相談します。アイスボックスは、年の功なのか、セスに適切な助言をして、セスは少しずつチームメンバーと信頼関係を築くことができるようになってきました。メンバーもそれぞれ家庭の事情があり、それぞれの事情で大会にかけていることがわかります。その頃になると、セスの成績はみるみる悪化してきます。しかし、自分が熱中できるのはゲームだけだと、ますますのめり込みます。義父は、そんなセスに厳しく当たるのですが、母はセスを受け止め、こっそりと2人でハンバーガーを食べることもありました。母も金持ち家族の生活に疲れていることが見て取れます。セスは、家族に内緒で学校に休学届を出しました。

(そろそろネタバレ)そして大会です。セスのチームは、順調に勝ち進むのですが、途中倒した敵の手にあった手りゅう弾がこぼれ落ちて、ちょうど階下にいた仲間3人を巻き込んで爆発する不運があり、セスのチームは敗退してしまいました。しかし、今回の大会では敗者復活戦がありました。順調に敗者復活戦から勝ち上がり、ついに決勝戦にまで辿り着きます。これまでアイスボックスが活躍するシーンがあまり描かれていなかったのですが、決勝戦ではアイスボックスがチームを救いました。しかし、最後の最後に惜しくも敗退してしまいます。

(ネタバレ)うなだれる一同。セスにアイスボックスが近づいてきて、おもむろにマスクを外します。なんとアイスボックスの正体は、セスの母親だったのです。セスは、自分が情熱を注ぎこんできたことが母に受け入れられたことを知り、母と抱擁します。

それからチームメンバーの後日談です。セスは学校に復帰。優秀な成績で卒業しました。他のメンバーも自分たちの家族の問題を乗り越え、それぞれの道を歩んでいました。しかし、彼らはまたゲームの世界に戻ってきます。再結成した彼らのチームを阻むチームはもはやありません。

途中まで熱い少年漫画のような展開で良かったのですが、アイスボックスが母親というのは、フィリピンでしかありえない設定で、いかがなものかと思いました。昔のゲーム仲間の幼なじみとか、いろいろやりようもあるでしょうに、なぜ家族愛のドラマにしてしまうのでしょうか・・・。しかし、母親じゃないかというのは、結構予想できていました。というのは、アイスボックスは並んだ時の身長から、女性であることが予想されていました。また、正体がいつまで経っても明かされないため、そんな後半で新キャラ投入はないだろうと考えると、他に女性の登場人物がいなかったため、予想は可能でした。それに、コーチが、自分の若かったころに強かったゲーマーと紹介していましたので。

「GG(Good Game)」の作品情報

オリジナルタイトル:GG(Good Game)

公開年 2024年

監督 Prime Cruz

主なキャストDonny Pangilinan

Maricel Laxa

Baron Geisler(Moro)(ドールハウス 〜想いをこめて〜

視聴可能メディア Netflix(英語字幕のみ)

「GG(Good Game)」のトレイラー

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