新発売の美容商品と美に捕らわれた3人の女のコメディ「Beauty in a Bottle」

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本作はIWnatTFCというフィリピンの大手制作会社スターシネマが運営する配信サイトで、初めて見た映画です。IwantTFCでは、月額会費を払って見る映画・テレビ番組と、無料で視聴できるものがあり、本作は無料で見れる映画です。10分ごとくらいに、30秒の飛ばせないCMと5秒待てば飛ばせるCMが入り、うっとおしくはありますが、5分ごとにCMが入るYoutubeよりはだいぶマシに感じました。また、無料で見る場合は、会員登録など何もしなくて良いのは良かったです。いずれ月額登録しようとは思いますが、フィリピンのサイトなので怖いですね・・。私はフィリピンにいたとき、スポーツクラブに属していたのですが、日本に帰国するときに、何度退会手続きをしても苦情を入れても、毎月の引き落としが止まらないので、やむなくクレジットカードの不正利用手続きをして、番号を変えたことがあります。常に、こういうリスクを考えないといけないので、フィリピンのサービスを使うことには躊躇してしまいます。当面は、無料で見られる映画だけ見ようと思います。

さて、本作ですが、いま私が力を入れて見ているアントワネット・ハダネオ監督の作品です。正直、ハダネオ監督の作品にしては、本作はギャグが冴えてない印象を受けました。誰でも思いつくようなシーンを積み重ねていく、フィリピンらしいコテコテのコメディ映画でした。彼女の才能が開花するのは、「愛して星に」あたりからなのでしょうか。

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「Beauty in a Bottle」のストーリー

3人の女性が主人公です。1人はジュディス。彼の家族に紹介されるも、自分を醜いと感じており、彼の家族の前で自信を持って振舞うことができません。2人目はビルマ。本作のストーリー上の核である「Beauty in a Bottle」というアンチエイジングの錠剤を発売する会社のマーケティング部長です。しかし、すでに40歳手前であることから、今回のプロジェクトから外れそうになっています。3人目はエステル。女優ですが、太り過ぎたため出演機会が激減。「Beauty in a Bottle」の広告に出演することで女優として復活しようとしています。

3人の話が入り組んでくるので、ストーリーラインを記述するのが難しいので、メインの流れだけを追いかけることにします。まずは、ビルマが、次の商品については、マーケティング部長から外れるだろうと通告されることから始まります。クライエントさんの希望で、若く、フレッシュな人を起用したいとのことでした。そして、次のマーケティング部長候補として、若くて美しい女性を紹介されます。しかし、彼女はこの会社で20年も、この会社で働いてきたので、そうは簡単に認められません。ちなみに、彼女は自分の彼氏まで、この若い女性に取られてしまいます。そして、何度もラストチャンスを求め、結局はプレゼン勝負に持ち込みました。ビルマは、この経験から「女が年を取るのを怖がるのは、醜くなるからではない。自分が必要とされなく感じることなのだ」と気づき、それをプレゼンに落とし込むことで、マーケティング部長の座を死守することができました。しかし、アンチエイジング商品ですから、単純に若い人を起用するより、ビルマのような元美人が務めた方がもともと良かった気がしますね。男の話は、その後出てきません。

女優のエステルの場合は、そんな簡単にはいきません。まずは、必死のダイエットプログラムをこなし、なんとか普通の体重にまで減らすことに成功しました。そしてオーディションですが、ライバルが若く、スリムで美しく、まるでエステルに勝ち目があるようには見えません。オーディションでボロクソ言われた上に「以前のように太るリスクがある」と言われ、落選しました。しかし、ライバルの妊娠が発覚し、彼女は広告モデルとして採用されることとなりました。CMの撮影の際に、より美しく見せたいという会社の意向で、いろいろドタバタが描かれ、何とか商品を発売するに至りました。

そこで、ジュディスの出番です。自分が美しくないというコンプレックスから、「Beauty in a Bottle」を服用し、メイクやファッションも頑張って、もう1度彼の家族との食事に参加します。しかし、彼の家族には、美人の姉妹が2人もおり、すっかりジュディスは意気消沈してしまいました。そして、「自分が美しくないから・・・」と言って、場の雰囲気をぶち壊すような言動をしてしまい、それには彼氏もうんざりでした。結局、美しさとは自分を信じること、内面からもたらされるものであることを知ったジュディスは、もう1度、彼氏の家族に会う機会を得て、正直な自分をさらけ出すことで、家族に受け入れられます。彼には、「今の君こそ、自分が愛したジュディスだ」と言われます。

最後のシーンでは、ビルマが会社を退職するシーンです。彼女の表情は明るく、新しいことにチャレンジする意欲にあふれていました。最後の最後のオチは、女優のエステルです。彼女は、しわを消すためのボトックスのうち過ぎで、口の周りがうまく動かなくなってしまい、その奇妙な喋り方から、悪役女優として復帰しました。そしてエンドロールです。

テーマ的にもっと面白くなるように思いますが、すべてが予想の範囲内で展開していき、コメディ映画として笑えるまでには至りませんでした。笑いのセンスは、文化圏によってかなり異なっていることが多く、それはしょうがないですかね・・・。

「Beauty in a Bottle」の監督、出演者情報

監督さんは、近年勢いのあるアントワネット・ハダネオさん。近々、専用ページを作る予定なので、その時に、彼女の経歴や全作品紹介をしようと思っています。3人の女優の中で最も有名なのは、エステルを演じたAngelica Panganibanさんです。時に知的な美女、時におばちゃんと演じる役の幅が広いですね。本作では、太って売れなくなった女優をコミカルに演じていました。綺麗じゃない女ジュディスを演じたのは、ちょうど良い感じに美人ではないAngeline Quintoさん。いつも3枚目の役を演じています。元美人のビルマを演じたAssunta De Rossiさん。ダントツに長い芸歴を持っていますが、私が彼女を見たのは初めてです。彼女が元美人ではなく、美人を演じていた作品を見たいですね。

「Beauty in a Bottle」の作品情報

オリジナルタイトル:Beauty in a Bottle

公開年 2014年

監督 Antoinette Jadaone(Fan Girl)(リリア・カンタペイ、神出鬼没)(Alone/Together)(愛して星に

主なキャスト Angeline Quinto(シングル・ベル

Assunta De Rossi

Angelica Panganiban(ニャンてこと!)(Love Lockdown)(Unbreakable)(Love or Money)(That Thing Called Tadhana

視聴可能メディア IWnatTFC(英語字幕のみ)

「Beauty in a Bottle」のトレイラー

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