愛の国フィリピンらしい家族で楽しめるクリスマス映画「All You Need Is Pag-ibig」

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フィリピン人は、恋愛映画が大好きですが、特にクリスマスシーズンは恋愛映画が公開されがちのシーズンです。特に、家族で一緒に見ることができるような無害な恋愛映画の需要があがります。そういう意味では、本作は需要にぴったりの作品だと言えるでしょう。老いも若きも様々なカップルが、あるいはカップル未満の組み合わせが、中盤大きな試練を迎えますが、最後にはどのカップルも、より深まった愛を手に入れるハッピーエンドです。登場人物全員が愛の名のもとにハッピーなるというのが、クリスマス映画としてよくできています。これがアメリカ映画ならば、日本でも公開され中ヒットしたのではないかと思います。タイトルのPag-ibigは「愛」の意味です。作中でもPag-ibigという言葉が使われず、ひたすら「Love」が語られますが、タイトルまで「Love」にすると直球過ぎるので、少し変化をつけたのでしょう。本作もフィリピンの動画配信サイトIwantTMCで見ました。このサイトも慣れると10秒戻すボタンが使いやすいです。速すぎて字幕を追いきれなかったときなどに重宝します。

(Photo cited from Prime Video)

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「All You Need Is Pag-ibig」のストーリー

4組のカップル+1人の物語なので、ストーリーを追うのが難しいので、それぞれのカップルについて説明していきます。写真の左からいきましょう。

1組目は、若いカップルです。女は大学を途中で中退したこと、そのため仕事もパートタイムであることをコンプレックスに思っています。高校生の時の元彼と再会して、すこしずつ良い感じになります。そして、高校の同窓会で、同級生の前で、旅行業の仕事をしていると見栄を張ってしまったことから、パラワン島コロンに連れて行くことになってしまいました。しかし、同級生は彼女が嘘をついていたことを知っており、わかっていて彼女を利用していたのでした。それを知った彼女は、ブチ切れてしまい、みんなの旅行を台無しにしてしまいました。すっかり不貞腐れ、元彼氏にもひどい態度をとってしまいました。

2人目だけがカップルではなくて可哀そうです。彼女は学校の先生をしているオールドミスです。姪っ子たちと一緒に住んでいます。一方的に憧れている男性がいるのですが、既婚者なのでSNSで友達申請するかどうかずっと悩んでいます。正直彼女の物語は薄めです。

3組目は、ラブと呼ばれる中年女性の物語です。恋愛の伝道師として知られるテレビタレントですが、じつは男性と付き合ったことがありません。ある日の収録で、「もう、ラブ、ラブ、ラブ、うんざりだ。社会にはもっと大事なことがある」とキレて、収録をキャンセルしてしまいました。冷静になるために出た旅先で、しぶいイケメン男性と出会い、恋に落ちます。男は離婚にむけて動いているところです。ラブが元妻とヨリを戻すのかもと、2人の関係性が不安定になることはありますが、概ね順調に関係を深めていきます。

4組目は、老夫婦の物語です。子供も独立して、夫婦の生活を楽しみたいと思っていた妻に対して、夫はそんなことに無関心で、「もう離婚する!」とまで言い出す大きな危機がありました。

5組目は、社内恋愛カップルです。上司の男は、彼女と別れたばかりで見るからに仕事が手についていません。そんなときに、社員のシングルマザーが積極的なアプローチをかけ、2人の関係が近づいていく物語です。元彼女が、職場にあらわれ、ヨリを戻したのではないかと思った女が、距離を取ることもありましたが、あとは予想通りの展開です。

しかも、それぞれの登場人物は、他のカップルの登場人物と繋がっており、少しずつ交流があるのが楽しいです。例えば、1組目の若いカップルの女性は、5組目の上司男性の娘です。また、5組目のシングルマザーの娘は、2人目の先生の教え子だったりと、こんな感じです。

そんなに大きな危機でもありませんから、お互いに誤解を解いて若いし、より深く愛し合うという大団円です。2人目の先生だけが、子供たちからの家族愛ではありましたが・・・。しかし、クリスマス映画ですから、独身の人、彼氏彼女なしの人たちにも、「家族があなたを愛しているよ」というメッセージなのでしょう。

「All You Need Is Pag-ibig」の監督、出演者情報

監督さんは、近年勢いのあるアントワネット・ハダオネさん。専用の特集ページを作りましたので、、彼女の経歴や作品については、そちらを参照してください。

出演者は、クリスマス映画らしく、人気俳優せいぞろいみたいな感じです。その中で一番注目は、ラブを演じたKris Aquinoさん。彼女は、暗殺され、その後のピープル革命を導いたニノイ・アキノ氏の娘さんです。本作では、もう中年ですが、若いころはホラー映画を中心に活躍した女優さんです。フィリピン人が最初に名前をあげる女優さんの1人じゃないでしょうか。

「All You Need Is Pag-ibig」の作品情報

オリジナルタイトル:Beauty in a Bottle

公開年 2015年

監督 Antoinette Jadaone

主なキャスト Kris Aquino(Feng Shui 2)(Etiquette for Mistresses

Derek Ramsay(English Only, Please)(Kampon)(The Janitor)(All of You)(T2

Jodi Sta. Maria(生き人形マリア)(Labyu with an Accent)(Clarita)(Untold

視聴可能メディア IWnatTFC(英語字幕のみ)

「All You Need Is Pag-ibig」のトレイラー

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