異父兄弟となった男2人と女の三角関係を歌に乗せて描く「100 Songs for Stella」

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昨日までスリランカを旅行していて、現地のNetflixにアクセスし、タブレットにダウンロードしてから帰りの飛行機で見た作品が本作です。南アジアのNetlfixで見れるフィリピン映画は、東南アジアと違うものが入っているのかと期待していましたが、スリランカのNetflixで見れる東南アジア映画は、東南アジアで見られるものと100%同じだそうで、今年ベトナムとタイに行った際に、見かけたけれども、その時にはダウンロードせずに残っていた作品が本作です。つまり、私の苦手な恋愛映画というわけです。内容としては、よくある三角関係の恋愛ドラマと、フィリピンらしい許しの物語で、ヒロインのために書かれた100曲の歌に乗せて展開するところが特徴です。とは言え、100曲流れるわけではなく、サビだけが流れた曲を含めても15曲くらいしか流れてないんじゃないかと思います。若い女性が見れば楽しめるかもしれませんが、中高年の男性が楽しめる要素はほとんどないと思います。

(Photo cited from IMDb)

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「100 Songs for Stella」のストーリー

最初に登場するの男性主人公(フィデル)は、どもりのある内向的な青年です。以前、母親が自分と父親を捨て、外国人の元にはしったという過去があり、その父親も亡くなって孤独となりました。母の元を訪れるのですが、再婚相手には連れ子(クライド)がおり、自分の居場所がないことを知りました。ひとりで、父の残した大きな家に住んでいます。

女性主人公は(ステラ)、ライブハウスの支配人です。しかし、ライブというよりも、出会い系イベントが稼ぎ頭になっている模様です。そんな彼女の元に、イケメンの男がデモテープを持って曲を売り込んできます。結局、彼を売り出すことになり、そこそこ売れる歌手となりました。あとでわかったのですが、この歌手がフィデルの母の再婚相手の連れ子のクライドでした。また、2人が初めての出会いは最悪の印象だったのですが、いつのまにか、フィデルがゴーストライターとして、クライドに曲を提供する関係になっていました。

クライドが順調に売れていく過程の中で、自然にフィデルとステラも出会います。2人は大学時代のクラスメイトだったそうですが、何やらギクシャクしています。元々恋人関係だったのかと思いましたが、後々わかってくるのですが、ステラは学生時代に結婚したため、フィデルの片思いだったのです。フィデルは、ステラにこっぴどくフラれた経験を未だに引きずっています。また、クライドが、ステラのことを気に入って、配信のたびに熱い思いをアピールするので、ファンのあいだでは公認カップル扱いになっています。この三角関係がしばらく続きます。

しかし、クライドの歌がどう考えても、かつて自分に熱い気持ちを伝えたフィデルのものとしか思えず、ステラはそれを暴き立てたあと、2人はカップルになりました。ステラによると、結婚生活はひどいもので、DVに晒されていました。また妊娠した子供を死産したことから、ステラも過去を引きずっていたのです。2人は親密な時間を過ごすのですが、ステラがクライドとの公認カップルをネットで否定しないことから、フィデルは徐々に疑心暗鬼になり、強くステラに当たってしまいました。そして、2人の関係は破綻してしまいます。

そんなころ、クライドも2人の関係に気づき、それをネットに晒しあげたため、ステラがファンから酷いバッシングを受けることとなりました。

(ネタバレ)しかし、このカオスな状況が、結局ものごとを正しいところに戻すことに繋がりました。母親がネットでたたかれるフィデルを見て駆け付け、母と息子が和解。フィデルは、どもりに対しても前向きに受け入れる決意を持ちました。フィデルとクライドも、ステラへの愛を語り合ったのち、ゴーストライターの契約を終了して、フィデルはアドバイザーとして、クライドの音楽に関わることとなりました。そして、ファンの前で謝罪し、「これからは自分の音楽を歌って、ファンに背をむけられることになっても、また同じことはしない」と誓います。そして、最後はもちろん、ステラとクライドの和解です。最後のシーンは、ステラが元夫のところに行って、今まで抱えていたことをぶちまけて、すっきりした笑顔で、スコールの雨に打たれるところでエンディングです。

良くあるシナリオの平凡な恋愛ドラマでした。しかし、頻繁に挿入される曲が良いので、まあまあ見ることができます。おそらく、タイトルが先にできたのでしょう。なるべく多くの曲を挿入しなければならないので、冗長な展開になってしまい。内容も薄いのに2時間を超える作品で、より退屈に感じられました。

「100 Songs for Stella」の監督、出演者情報

本作品の監督を務めたJason Paul Laxamanaさんは、フィリピンらしい映画を撮る人と言えば良いのでしょうか? まとまりのない癖のある作品を撮ることが多い監督さんです。本作は、彼の作品としては平凡でしたね。男の主役を演じたのは、私がフィリピンの稲垣吾郎と呼んでいるJ.C.サントスさんです。彼は、フィリピンの俳優の中でもトップクラスにイケメンなのですが、軽いイケメン役を演じても、心に闇があるのでしょう、目が笑えないため、本作のように影のある役を演じることが多い俳優です。顔だけじゃなく、そういうところも稲垣吾郎に似ていますね。

「100 Songs for Stella」の作品情報

オリジナルタイトル:100 awit para kay Stella

公開年 2025年

監督 Jason Paul Laxamana(セックスの才能)(Hold me close)(Mercury Is Mine)(Sosyal Climber)(Ang taba ko kasi)(The Third Party)

主なキャスト Bela Padilla(The Ultimate Oppa)(The book in the show I watched)(ReKonek)(Meet Me in St. Gallen)

JC Santos(アルター・ミー: 心に耳を傾けて)(パラサイティック/モーテル・アカシア)(Here and There)(The Amazing Journey of the Letters)(父が綴った手紙には)(Kintsugi)(Missed Connections:あなたを探して)(Sunod)(The Last Beergin)

Kyle Echarri(Silly Red Shoes)(The Ride)(18本目のバラ)

視聴可能メディア Netflix東南アジア(英語字幕)

「100 Songs for Stella」のトレイラー

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