ウケ狙いでレズカップルだと公言したら人気者になってしまった「Becky and Badette」

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今週末にジュン・ラナ監督と、バイス・ガンダさんが来るので、ジュン・ラナ監督の作品を見れるだけ見ています。本作は、その中でもNetflixに収録されている、比較的アクセスしやすい作品です。内容としては、芸能人を目指しているものの、芽が出ないまま中年になってしまった2人の女が、同窓会で自分たちが負け組だということを自覚させられます。そこで、半ばやけくそで、自分たちはレズカップルなのだと告白して、周囲をケムに巻いてやろうとしたところ、その動画がSNSで拡散し、人気者になってしまいます。ところが、ビジネス・レズビアンをやっていると、男がらみで色々不具合が出てきて・・・というコメディ作品です。しかし、改めてジュン・ラナ監督の作品を見ていくと、フィリピンの上沼恵美子、Eugene Domingoさんが起用されていることが多いですね。彼女が主役じゃない場合でも、そんなに重要じゃない役で、彼女を起用しています。本当にお気に入りの女優さんなんだなと思いました。今後、バイス・ガンダさんとEugene Domingoさんという2つの大きな個性をぶつけ合う作品が出てきそうですが、いったいどんな作品になるのでしょうか?

(Photo cited from IMDb)

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「Becky and Badette」のストーリー

主人公の2人は幼なじみで、中年になった今でも一緒に掃除夫として働いています。1人(ベッキー)は、音楽が得意で、歌や作曲で頭角をあらわしたいと思っています。もう1人(ベデット)は、女優になりたいと思っており、時々、ちょい役で映画などに出演しています。

2人は、自分たちを負け組だと思っているので、同窓会の誘いがありましたが、無視していました。ところが、同級生の女に「賞をあげる予定だ」と言われ、同窓会に参加することにしました。素敵な会場に合う服を持っていなかったので、とにかく派手な格好をしていったところ、見事に会場で浮いてしまいました。受賞については、社会的に成功している人が多く、むしろ2人だけが受賞されませんでした。そんな2人ですが、とりあえず同窓会で爪痕を残してやろうと、酔った勢いで、2人はレズカップルで幸せにやっていると破れかぶれなスピーチしたところ、この動画がSNSで拡散し、2人はレズカップルのご意見番的な芸能人になってしまいました。

夢に見た芸能人生活をエンジョイしていた2人ですが、やはり男が原因で、2人の関係に危機が訪れます。というのは、同窓会のときに再会した神田正輝に似たイケメン男(ペペ)は、同窓会でも2人に優しく、酔っ払った2人を家にまで送ってくれました。そのペペが、2人に近づいてきたのです。3人で一緒に遊ぶようになり、2人は盛り上がります。2人は、さりげなくぺぺに女性関係のことを尋ねたところ、ペペは最近彼女と別れたばかりで、昔から好きだった人が気になっていると言います。

結局、ペペの想いの人はベデットだったそうで、ぺぺとベデットは甘い関係に、ベッキーは取り残されてしまいます。しかし、飯の種がレズカップルをすることですから、そこは仕事に支障がないようにしていたのですが、ベデットがどんどん浮かれてしまい、このビジネス・レズカップルを解消しようと言い出します。ベッキーは、ずっと続いてきた2人の関係が壊れることに涙します。

(ネタバレ)ところが、(予想された通り)ペペの接近は、ベッキーとベデットのビジネス・レズカップルの真相を暴露するための仕掛けでした。仕掛けたのは、同級生の女で、2人がレズ公言してから有名になり、自分の会社に不利益を与えたことから逆恨みして、自分の彼氏であるペペを使って、2人に近づいたのです。結局、2人を陥れようとした同級生の女も、2人のレズカップルであるという嘘も明るみに出て、2人は再び元の家に戻ります。そして、昔の仲間に囲まれて、楽しい生活を満喫するのです。最後は、2人の謎に派手なショーでしめてエンディングです。

フィリピンのコメディ女優の2代巨頭、ドミンゴさんとポクワンさんのコラボでした。こうして一緒に並べてみると、笑いの質が違うことがわかりますね。ポクワンさんの方は、古典的な顔芸。ピン芸人的な芸風です。一方で、ドミンゴさんの方は、シチュエーションコメディが得意で、女優的なアプローチですね。脚本の力で活きるタイプです。それでも、2人のバランスが壊れないように、上手に演出していると思いました。

「Becky and Badette」の監督、出演者情報

本作の監督をつとめたジュン・ラナさんは、脚本家から映画監督に転向した人なので、作品のシナリオが安定しているのがいいですね。現在、私が力を入れて見ている監督さんです。主役の1人は、監督お気に入りの女優ドミンゴさん。たくさん見ていると、いつも強烈なキャラを演じているわけではないことがわかってきました。そして、ブス女優として確固たる地位を確立しているポクワンさん。ポクワンさんは、ピン芸人タイプなので、芸がブレないですね。顔は泉ピン子に似ています。

「Becky and Badette」の作品情報

オリジナルタイトル:Becky and Badette

公開年 2023年

監督 Jun Lana(ダイ・ビューティフル)(Ten Little Mistresses)(Haunted Mansion)(Bwakaw)(Call Me Mother)(そして大黒柱は…)(Big Night!)(Kalel, 15)(Barber’s Tales

主なキャスト Eugene Domingo(悪キャラ養成アカデミー)(Big Night!)(Ang babae sa septic tank 2: #ForeverIsNotEnough)(そして大黒柱は…)(Barber’s Tales

Pokwang(Mommy Issues)(Mercury Is Mine)(Oda sa wala

Romnick Sarmenta(About Us But Not About Us

視聴可能メディア Netflix(英語字幕のみ)

「Becky and Badette」のトレイラー

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